2016年06月14日

"PUNK HELL vol.17"@札幌カウンターアクション SxOxB来札

6/11(土)
"PUNK HELL vol.17"@カウンターアクション
OPEN18:30
START19:00
BUTTERFLY
PITTRISK
YUKIGUNI
ANTAGONISTA PUNKROCK ORCHESTRA
SLANG
SxOxB(大阪)

高校生の時に知ってその当時の記憶しかなかったけど、一人で聴いてた高校生の頃の自分を解放してやろうと関西グラインドコアのレジェンドSxOxBを見てきた。今日も一人ではあったけど。
純ハードコア系のライブってここんとこ全く行ってなかったので、 ANTAGONISTA PUNKROCK ORCHESTRA、初めてのSxOxB以外はすんごく久しぶり。
みんな凄くかっこよくてよかった。ただかっこいいのと音の好みってのはまた別に明確にあるもんで、音としてはPITTRISKみたいなんがめっちゃ好き。速くて重いの。
ANTAGONISTA PUNKROCK ORCHESTRAもこの前見てすごい良かったからまた見れてよかった。正直自分の好みまんまでないところがあったとしても、ほんとこのツインドラムとリズムはすごい好き。気持ち良かったー。
前にドラマーが集まってやるドラムセッションみたいなライブがあって、身内同士の空気っぽかったから避けたんだけど、行ったら楽しめただろうか。ドラムどこどこいってんのほんと好き。

そんでSxOxBはさいっこうだった。
こういうジャンルで長くやっているバンドのお約束みたいなもんでメタリックになってるらしいとも見たんだけど、渋くなったりとかって感じが全然なくて最高だった。
私が最初に知ったのは1990年に出た「TASTE OF WILD WEST1」という関西アンダーグラウンドのバンドのコンピレーションで (余談だけどこのオムニバスの1と3はかなり私にとって大きい、特に3ではノイズという音楽を知った) 、そこから10数年くらいその記憶・知識しかなかったけど、その私の抱いている SxOxBの音そのままでしぬほど楽しかった。
勿論メンバーも当時とはほとんど変わってるだろうし、ボーカルの人がもう普通のこざっぱりした明るいおじさんで(失礼か)、昔は彼らのライブったら凶悪そのものだったんだろうけど、この日はこういう音楽にそぐわない言葉だがすごくハッピーな空間になってた。
みんなめっちゃ笑顔だったもん、メンバーも最前につどってる人らも。そんで私もずっとニコニコしててとまらんかったわ。
音は超速くて超重い。だけどすげー楽しい。ライブでこういう音で狂ったように跳ね回るのがすんごく楽しい。未だに。というかこういうのがすごい楽しいと感じるのは多分最初にSxOxBに触れてたからなんだろうな。
動画は昔のなので今とメンバーとか違うけど、私が好きなのはこんなのってのがわかりやすい曲って事で。


posted by シノブ at 09:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月03日

『ヒメアノ〜ル』@ディノスシネマズ札幌

https://www.youtube.com/watch?v=bFgLQGyKn9I
V6森田剛主演『ヒメアノ〜ル』予告編 - YouTube

原作者の古谷実が好きなのと、かつて深夜ドラマで見て役者として気になっていた森田剛が連続殺人鬼役をやるという事で、色々調べてるうちに見に行きたくなってスガイディノスで見てきた。
私は事前に色々見てしまったが、絶対に前情報は入れないで見た方がいい。
もし気になった人がいたらこっから先は読まない方がいいかも。

原作の古谷実は好きだが、『ヒメアノ〜ル』は未読。でもこの作者の言おうとしてる事は大体毎回一緒なので、その前提で書く。

タイトルの入り方も先に知ってしまっていたが、やはり「ここから始まるんだ」とぞくぞくした。
前半のラブコメ部分の濱田岳とムロツヨシのやりとりは楽しかったが、それでも不穏な空気は最初から流れていた。
ムロツヨシも別な意味でやばい人ではあった(笑)。
きゃーって言いながら走り去るムロツヨシは古谷実漫画に出てくるキャラそのものだった(笑)。
あと女の子の微妙に血が通ってない感(異論はあるだろうけど)も古谷漫画らしかった。

森田正一役の森田剛はガサガサしてた。
これ以上ないってくらいパッサパサだった。
いやジャニには興味ないんすけどね、と言い訳しながら昔書いたブログ。
http://halash.seesaa.net/article/750624.html
『マシーン日記』という、舞台作品をテレビに落とし込んだドラマ。10年以上前。
その時森田剛はチンピラぽいつうか乱暴つうか育ち悪いというか、そんでかつナイーブそうな、そういうガキをやっていた。それを見て、こういう役にはなんてはまり役な人なんだろうと思った。
なので、今回「こういうのをやるのが見たかった」と思ったのが見に行った理由の一つなんだが、監督のインタビューなどを見るとやはりマシーン日記を見ていつか森田剛を使いたい、と思っていたそうだ。それだけあれはインパクトがあった。

その期待を裏切るどころかジャニーズだからとかどうのとかの戯言を一切挟ませない、澱み切った底にいる人間をスクリーンに存在させていた。
ただ連続殺人鬼というのはまた違っていたように思う。

原作とは違うらしいラストが本当によかった。救われるような話ではない。でもあれがあるのとないのとでは、物語自体が全く別なものとなっていた。
最後だけまた見返したい。

R15ということで暴力表現は容赦なかったが、怖いとかよりただひたすら悲しかった。
殺すことで何かカタルシスを得るわけではない。そこには何の感情もない。
ただ力任せに刺しまくるだけで、全くかっこよく描かれてはいなかった。
ラストを見た後は、ただただ悲しいという感情のみが残った。

恐らく原作では、森田は生まれながらにしてという苦悩があったのだろうが、映画の森田は後天という描かれ方をしていた。
でも原因がどうとかでなく、 「なんでこうなってしまったんだろう」感、うまく言葉で説明できないけど、そういう意味では一緒だったように思う。
園子温監督による『ヒミズ』は全く逆の話になっていた。
でも『ヒメアノ〜ル』は同じ方向だった。

本当に真っ白な状態でこの映画を見て感情を揺さぶられたかった。それでも最後には森田正一という人に対して、気持ちがもっていかれた。
posted by シノブ at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする