2008年08月09日

うろ覚えキン肉マン

今年はキン肉マン生誕29(ニク)周年という事で、何度目かのリバイバルブームが来てるの?来てないの?来るの?
DVDボックスとかキン肉マン本とか出たりするみたいなんだけど。
近所のゲーセンでソフビ売ってんの見て、お、懐かしいなーとか思ったりして(2世はあんま興味なくて見てなかったんで、実に小学生の時以来)。

キン消し集めたりとかはなかったけど(でも一応持ってた)、ジャンプで読んでたし、コミックスも何でか15巻くらいから何巻か持ってた。テリーマンがアシュラマンに腕とられたりしてた黄金のマスク編の巻から。
子供の頃は抜けてる巻があったり途中だけとかでも気にせず買ってたんだよな。今だと全部揃わないともう買う気なくすけど。
(関係ないけどキャプテン翼も20巻だけ持ってた。ふらのの松山が好きだったんさ。松山エピソードの巻さ。マネージャーの子が海外かどっかに引越しちゃうヤツですわ。)
どこがどうとか具体的には覚えてないけど子供心にちょびっと展開の矛盾も感じたりもしてましたが、基本的には楽しんで読んでおりました(笑)。
アニメもそこそこ見てて多分歌も歌えると思います。カラオケでチャレンジしてみた事ないけど。いつかやってみるか。

キン肉マン芸人としてアメトークで語れるほどじゃないけれど、昔ちょっと描けてたような記憶があるので、うろ覚えで絵とか描いてみる。
ディズニーは落書きも許さんくらいの勢いらしいけどこういうのも一応著作権侵害云々とかになんのかな?
ある日この記事が何の前触れもなく消えてたら、集英社かどっかから怒られたんだと思って下さい。

絵の技術はないので顔しか描けません(笑)。
何も見ずに自分の手が覚えてる範囲で描いてみるので全然違うのが多々あると思います。



主人公



とりあえずこれだけは描ける自信あった(笑)。
他あとはもう適当です。あ、最初に言っておきますがあんまマニアックなのは知らんです。


ミートくん



額の文字って普通に肉?。


正義超人







子供の頃はテレビの都合とかわからなかったので最初リキシマンとウルフマンを別人物だと思っていた。




闘将!拉麺男も4巻くらいだけ持ってた。耳からヒルを入れて洗脳するキモい話があった。



超人になりたかったジェロニモの話はいい話だよね。




我ながらこれはひどい




クイズです。これは誰を描くつもりだったでしょうか。


悪魔超人







バッファローマンは「昨日の敵は今日の強敵(トモ)」ど真ん中なエピソードなかったっけ。それがえらいカッコよかったような。この頃のジャンプマンガはそんなんばっかりかもしれんけど。


その他うろ覚えの落書き











王位争奪編の頃はもうあんま見てなかった。





この台詞はもう一人の方が言うんだっけ。



ギャグだった頃。


これを晒してどうしたいとか言うのは別にないです。どこまで描けるかなーっていうそれだけ。意外と描けたなと自分では思ってるんだが、そうでもないすかね(笑)。
つーかどうでもいいが机に対し体曲がってる人なのか絵が全部傾いてるな(笑)。

29周年記念サイトはこちら。
http://www.kin29.jp/
記念本には荒木飛呂彦(ジョジョ)や尾田栄一郎(ワンピ)らの考えた超人なんかも載るみたいっすよ。
posted by シノブ at 21:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月07日

デトロイトメタルシティとフルーツポンチ

片やマツケン主演で映画化されるイカれたレ○プ連呼のメタルギャグマンガ、片やウザい男を演じるコントでお馴染みのお笑いコンビ。
この2つに何の共通点があるのかと思われるでしょうが、これが私にとってはあるんですわ。

どっちも自分にしたら「痛い」。

この漫画・コンビが「イタい」というのではないです。
痛いところを突かれてしまうといいますか。
自分で気づかないふりしてる部分をがっつりえぐられてしまうところがあったりしたのですよ。


デトロイトメタルシティ略してDMCは先日出た5巻を知人に借りて読んだんですけどね、あのー、根岸君が撮ってた写真、あれ私あのまんまのヤツ撮った事あります。

電線とか。
手のアップとか。

もうほんとにそのまんまのがあります。

ああああ何だ、見られたのか私の撮ったやつを。そんくらい。

ちょっと雰囲気写真って言うんですか。ええ。

いや自分の写真が単なる雰囲気の上っ面をなでてその気になってるようなのだってのは自覚してたつもりだけど、自分がそのものずばりの雰囲気屋だとああもはっきり目の前に突き出されると何というかこれまで創作してきたもの全てを焼き払いたくなります。
でも出来ないあたりやっぱり自分大好き人間なんですけどね。


これでもうわかってくれる人はわかってくれるでしょうが、フルーツポンチの方も、村上演じる「ウザい男」、あれがもう身につまされるところありまくりで、もうこっちも私の事を言っているんじゃなかろうかと。

さすがに友達来たらジャズ聴いてとかはないけども、「俺って変?」とかは出来るだけ言わないようにしてるけども、

「剥き出しですよ」

ああこれ私言ってる。よおく、よく使ってる。
このブログにも多分何度も使われている事と思います。銀杏BOYZの記事あたりが危ないです。

仕方ないじゃん、思春期をロッキングオンジャパンで過ごしちゃったんだから。
と山崎洋一郎のせいにしてみる。


あのですね、私はとても中途半端なのですよ。
どちらにも取り入ろうとするから、こうなる。

素晴らしいものを素晴らしいと、大げさなくらいの表現で伝える事の何が悪い。
自分のセンスに(良い悪いは別として)自信を持てなくて何が表現家か。

それで通し切ればいいじゃないか。

しかしロキノンジャパンと同時に電気GROOVEのオールナイトニッポンなぞ聞いていてしまったりしてたせいで、「小馬鹿にする」視点に対する恐怖が抜けていないのですよ。
素面になったもん負けみたいな。つっこまれたらあかんみたいな。
勢い自分のやる事にもいちいち突っ込まないと気が済まなくなるという。
今日のこれみたいに。


めんどくさい人だとお思いでしょう。めんどくさい人なんですよ。我ながら。
まあ普段はそんなん全然考えてなくて恥ずかしげもなく色んなもんを垂れ流してるんですが。

時々無性に自分が恥ずかしい人間だと思わされて、死にたくなるのです。死なないけどね。
posted by シノブ at 22:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月20日

「私の八月十五日展 漫画家・作家たちの絵手紙」@札幌サンプラザ

親のエゴで子供を無理矢理連れてってみましたシリーズ展示会編。
日曜日が最終日だった「私の八月十五日展」。多くの漫画家や作家など著名人が、絵と共にそれぞれの戦争体験を語ったパネルが多数展示されていた。
別に戦争反対、と叫ぶ気もない。憲法9条の問題も、私には何が正解なのかはわからない。
でもこうして戦争の記憶がどんどん薄れていく中で、実際の戦争を体験した人たちの声を何らかの形で残していく事はとても大事だと思う。
第二次世界大戦という戦争がどんなものだったかというのは、その本当のところは当の現場にいた人たちにしかわからない。フィクションでいくらそれらしく語り継いだところで、それを本物と信じる人によりまたあらたなフィクションが作られ、少しずつ実態からは遠いものになっていく。
彼らが見たものは大概は戦争のごく一部分でしかなく、イコールでつなげられるものではないかもしれないが、少なくとも現実にあったことが確かなのはそれだけだ。

戦争終結時10代20代だった人が多かったためか、日本の敗戦を伝える玉音放送を聞いた時、ほっとした、という正直な気持ちが綴られているものが多かった。これがもう少し上の年代になるとまた違って来るのだろう。
町に灯りが灯される。それだけの事がどれだけ嬉しかったか。自分たちは戦争というものから解放されたんだ。
印象的だったのは、女性の作家が「これでワンピースを着られるようになる」と喜ぶ少女時代の自分を描いていた事だ。すごく実感が込められていた。
好きこのんで戦争をやりたい人はいない。自分が戦地にさらされない立場の人を別とすれば、だ。多くは、その「さらされない人たち」に振り回される側だ。
誰だって不安や死や飢えと隣り合わせでいたくなんかない。
理屈とか抜きにすれば、それが戦争をやりたくない最大の理由だよ。

里中満智子やちばてつやなど有名な漫画家のパネルも多くあったのだが、子供同伴のためゆっくりは見られなかったのでそれぞれがどんな事を書いていたかまではふれられないのが残念。
水木しげるは自分が戦地に行っている絵を描いていた。確かこの人は戦争で片腕を失ったんじゃなかったっけか。
赤塚不二夫の絵がまたインパクトがあって、ハジメちゃんのような子供の周りを真っ黒なカラスが一面埋めつくしていた。ギャグ漫画家の内に潜む陰をなんとなく見た気がした。
手塚治虫の「紙の砦」という10数ページほどの漫画も展示されていた。戦争真っ最中でも漫画を書き続けた少年と、オペラ歌手になりたかった少女の物語。
主人公の少年が手塚本人なのかはわからないが、彼には希望があった。今回寄稿した作家の多くは、この主人公のように戦争が終われば漫画が描ける、そういったような希望を持っていたからこそ日本の敗戦にうなだれるのではなく、そこに明りを見出せたんじゃなかろうか。

冒頭に書いたように、この展示会は「絵と共に」で、それが非常に重要だった。
絵で描かれる事で情景が余すことなく伝わるのと同時に、ただ悲惨なものとして陳腐かつ一面的に語られるのを防いでいた。
タッチがみなそれぞれで、決しておどろおどろしい絵ばかりではなかった。むしろ、その時の子供たちの様子が生き生きと伝わる絵などもあったりした。(もちろん死体が山となっているような絵もあったりしたが )
薄暗い防空壕の中でおはじきで遊ぶ子供の絵。
壁に鉄砲が立てかけられている兵舎の絵。
川で何がしかの準備をさせられている絵。
戦争が終わったのを知り、飛び跳ねて喜ぶ戦地に息子を送った母親の絵。

当たり前だが、みんな上手いなあと感嘆してしまった。プロに対して失礼な物言いになるが。
年齢的にいって今最前という人は少ないとは思う。中にはおそらく新聞の政治ヒトコマみたいなものを普段描いているであろう人もいると思う。私にとって社説欄のページなどにあるヒトコマ漫画は、あまり面白いものではないし絵的にも全く興味をひかれるものではないのだが、ああいう漫画を描いている人も実のところ絵はすごく上手いんだな、とほんと失礼なんだけれども、そんな感嘆の仕方をしてしまった。
みないい絵だった。

これは携帯でとったチラシの写真なのでわかりづらいとは思うが、一番上の横長の絵がやなせたかしの絵だ。
アンパンマンの作者の。
815.JPG

戦争をテーマに書いたとは思えないほどほのぼのした絵だ。この人の絵はアンパンマン以外では見たことがなかったけれど、とてもポップな絵を描くんだとここで知った。

戦争がどうとはまた別に、漫画絵のよさというものも感じた展示会だった。
いわゆる「漫画絵」の情報量は普通の絵画の比ではないと思う。
文字を入れられるというのもあるが、絵画がそこにあるものを抽象的なものとして表現するのに対し(絵に意味をもたせる種類の絵画もあるが)、漫画絵は説明的というか。なんとなく思っただけなので違うかもしれんが。
フィルターをかける働きもある。現実をより誇張する方向に働く場合もあるが、今回の戦争について描かれたテーマの作品群の中には、悲惨な話をそれだけでは終わらせない、和らげて伝える効果が大いにあったように思えた。

上の子は普段から本を読む子なので、熱心にパネルを見ていた。
下はざーっと絵を見て終了、多分ホテル内のレストランで食べたアイス(結構うまかった)の記憶しか残ってないんじゃなかろうか。でもそれでもいい。別にこれで戦争について考えてくれとかそんなことは期待しちゃいない。あくまで母が見たかったものに子供を付き合わせただけなのだから。

作家たちのパネルの他、漫画の歴史について表にしたものもはられていた。それこそ鳥獣戯画から始まり、現代のアニメーションまで。
海外にも多く輸出されMANGAという単語でもって認識もされている昨今、こんなことをいうのはほんと今更ではあるが、漫画っていうのは立派な文化なんだなあと、このイベントの本来の趣旨とはずれるけれども、そんなことを思ったパネル展だった。
ラベル:手塚治虫
posted by シノブ at 12:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

漆原友紀「蟲師」

目に見えるものと見えないものとの、そのハザマにあるもの。

蟲たちは、ただ一つ己を残していくことを目的に、人間たちがどう生きていようが関係なくそこに生存している。
日常のすぐ際に、人間よりもずっと昔から、当り前のように存在しているもの。
例えば目を閉じた時に見える光。
例えば寝言に話し掛けてはいけないという言い伝え。
例えば、必ず、雨が降る。
普段日常に生きていて、ふっと「不思議」に触れた時に、それらは蟲たちによるものなのだと感じさせられるようになる。
閉ざされた村社会ゆえの永遠に繰り返される悲劇。
逃れられない「生まれ」。
でも救いはある。悲しいけれども、救いはある。

カラーの淡い水彩がその「ハザマの曖昧なもの」を表現するのにすごくマッチしていて、ぼんやりとした世界に、今でも人里はなれた山奥にはそのような村があって、そこで蟲たちと共に生きている。そう思わせる。

蟲たちは私たちのすぐそこに息づいている。






ずっと気になってて読みたいなーと思っていたんだけれどなかなか手にする機会がなかった中、にしめさんに借りて読むことができましたー。
にしめさんありがとう。
にしめさんのブログの方で
>蟲師はバイクの免許を取って初めてツーリングに行った時に受けた風のように、私の中の薄っぺらな風船を膨らませる力が有りますねー
って書いてあったんだが、すげーわかると思った。
何てか、「かきたてられるもの」があるよね。そこに世界がある。
posted by シノブ at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月13日

高橋留美子「めぞん一刻」

まああのね、昨日やってたドラマはね。
piyopiyoがふくらんでねーとか
朱美にあばずれ感がねーとか
でも四谷さんだけは雰囲気出てるとか
まあみなさんも原作が好きな人は好きなだけ思うところたくさんあったことでしょうが、2時間でどんだけ詰めるのかと思ったらえらい中途半端ところまでしかやらんくて、ひょっとして次もあるんだろうかとかなんとか思いつつまあいいやという感じです。あれはあれで。

めぞん一刻は子供のころアニメでは見てたけど原作漫画をちゃんと通して読んだのは大人になってからで。
元々高橋留美子は人魚シリーズとか短篇とか好きだったりしてたんだけど(小さいころラムの絵なんか書いたりもしてたし)コンビニでワイド版全六巻が売っていたのでなんとなく買ってみたら、思っていた以上にいい作品でびっくりした。
一番びっくりしたのは響子さんが完璧美女じゃなかったことね。

イメージ的に管理人さんは男の理想を絵に描いたような女性、そういう存在なのかと思ってたんだが、実際通して読んでみると全然そんなことなくて、もうふっつうに普通の女の人なのよ。
それもいわゆる「女のいやな面」もしっかりあって。
さんざん男に気もたすようなことを「無自覚に」やってて、そんでそれをそ知らぬふりをしながら勝手に焼き餅焼いて話も聞かずぷりぷり怒る。
多分女の人ならわかると思うけど、こういう女の人っているよね。
ラスト近くの怒涛の展開の中で、朱美が「ろくに手も握らせない男のことで泣くわわめくわ、どうなってんの」て言ったのを読んで、この作者はわかってて管理人さんをこういうキャラにしてたんだなと、高橋留美子って人はやっぱり凄いとあらためて感嘆した。
あとそのだいぶ前になるけど、一刻館におしかけてきた八神に対して、「五代さんは私のことが好きなんです」と言った場面。あそこは正直すげーと思った。そ知らぬふりしてるけど、管理人さんは五代の気持ちを確信している。言葉は悪いが、五代の気持ちはどうしたって自分にあるとわかっててある意味「もて遊んでる」状態なわけよ。まあ五代がはっきりしないというのはあるとしても。
これは多分、男の作者には書けないと思う。
天然なら天然の、五代の気持ちには素で気づかないような、それこそ聖母のようにしか描けないんじゃないか。
普通の女の人の一面として、マドンナとして存在しているキャラクターにそういう面を持たせられるっていうのは、作者が女だから出来たことだと思う。女の心理ってもんをわかってるから。
最初はドタバタラブコメとしておもしれーな、て読んでたんだけど、読み進むにつれこの漫画が持つ他のラブコメと違うこういう部分が自分にはすんごく印象深くて、読み終えてとても大好きな作品となった。

五代が管理人さんのお父さんを背負いながらプロボーズする場面、よく「アニメ名場面集」なんかで取り上げられたりするけど、私としては「長生きして」より、その直前の「そんなことじゃ泣きませんよ。怒るけど」の「怒るけど」の一セリフもすごい好き。怒りっぽいんだよね、管理人さん(笑)。
あ、あと家族の前だとただのわがままな一人娘ってのもなんかリアルでいい。
このあたりまでの、ラストに向けての展開が私はすごく好きだ。
ワイド版だと大体保父試験の前日に五代と三鷹がやりあうところあたりから最終巻の6巻に入るんだけど、この6巻を私は何度読みかえしたかわからない。
今までさんざんすれ違わせてきたものがきちんと整理されていくってのもあるし、管理人さんが自分の気持ちをはっきり出してきたってのもあるし、あとね、ここの三鷹がかっこいいんだよ(笑)。
三鷹は典型的な二枚目キャラで(お約束として犬嫌いという弱点もあるが)、それでかっこいいものとされてるわけだけど、勝手な勘違いで進んでしまった明日菜との結婚を最終的に受け入れてしあわせにしてやらなくちゃと決意する三鷹は本当にかっこいい。
不自然な笑顔の三鷹に対し一生懸命笑わせようとボケた明日菜を見て、ふっと三鷹が息を抜いて笑う場面は、読んでるこっちも本当にほっとしたというか。ああよかった、とか思ったりして。
キャラ付けによるものでなく、エピソードとしてしっかりかっこいい男となっているのが、二枚目キャラに本来興味ないはずの自分に惚れさせる一因となった。
犬の妊娠を勘違いして結婚した、というのは話的には決してかっこいいエピソードではないかもしれないけど(笑)。

それまで周りでごちゃごちゃ話を絡ませていたものをしぼっていき、五代と響子の二人の話として完結させられた作者の手腕はすごいと思う。
一話一話でみるとなんてとこのない一話きりの話もあるんだけど、全体として大きなうねりがちゃんとあった。
きっちり最後までまとめられた、一つの作品として素晴らしい出来の漫画だと思う。
posted by シノブ at 09:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月21日

鴨志田穣(エッセイスト、カメラマン)

何てタイミングなんだろう。ここ数日、己の引っ越しのため部屋を片付けながら出てきた漫画本なんかを読みふけったりなんかしてたのだが、丁度今朝、読み終わったのが鳥頭紀行ジャングル編だったのだ。サイバラと鴨ちゃんとのきっかけとなったまさにその時のドキュメンタリーだ。

こんな言い方をしては何だけど、鴨ちゃんがなくなったのは、サイバラが描くところの鴨ちゃん像からしたら、遅かれ早かれいずれ訪れる日であろうと薄々頭の隅っこにはあった。
だって無茶苦茶だったもん。

でも私はサイバラの描く鴨ちゃんが凄い好きだったんだよね。
それはサイバラの鴨ちゃんへの愛だ恋だを超越した気持ちが凄く感じられたからで。

実際の鴨志田穣という人物がどういう人であったかは、当然私は知りはしないし、2人の関係が感情レベルでどういうものであったかも知る由もない。
でもサイバラって人に愛された鴨ちゃんは凄い幸せな人だったと思う。

当人からしたら自分の何倍も稼ぐ相手に対して色々思うところもあったかもしれない。そういうものを匂わせた話もサイバラの漫画にもあったりした。

会ったこともない人間が勝手に決め付けちゃいけないが、鴨ちゃんは本当にどうしようもない人だったんだろうと思う。
だけどサイバラの漫画に描かれる鴨ちゃんは、どうしようもないんだけど、でも反面とてもかわいらしい人でもあった。
サイバラの漫画はいつだってそうなんだけど、登場させる実在の人物をどれだけボロカスに描こうが、根底には彼女の愛情が感じられて、だからこそ私は彼女の漫画がほんとにもう、大好きで仕方なくて。

生半可なアル中ではない鴨ちゃんを最期までみとるのは想像以上に大変な事だったろうと思うし、これからも子供2人を抱えて生きていかなければならない訳だけど、彼女には悲壮感みたいなものはまとわりつかない。
サイバラの漫画によく描かれてる「よく働く高知の女」というイメージが彼女そのものにだぶる。
いろんなもんに文句をつけつつも、周りのせいにして自分が悲劇のヒロインになるような人では全くなくて。
同性を見る場合そういう「いやらしさ」みたいなものに対しどうしても過敏になってしまうのだが、彼女にはそれがないから、多分、私にとって西原理恵子という人は唯一の「尊敬する、凄いと思う」女性だ。

経過として離婚という形をとったまま永遠の別れとなってしまったけれど、鴨ちゃんにとってサイバラが一番最良の相手だったと思う。
というか、サイバラ以外だったら、鴨ちゃんはこういう最期を迎えられなかったろうとも思う。

こんなしたり顔の物言いってサイバラが最も嫌いそうなところだろうけど、1ファンが彼女の作品から感じられたものについてああだこうだ言うのはファンの勝手だよね。
あくまで彼女の描いたものに対しての思いだから。
そして、サイバラの作品を通じて見てきた鴨志田穣という人に対し、今までお疲れ様でしたという言葉をかけたい。
サイバラの描く鴨ちゃんが、鴨ちゃんを描いてるサイバラが大好きだったよ。

文中敬称略。
ラベル:ダメな人
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2007年02月03日

スラムダンクバトン

これもまたmixiの方で貰った、というか勝手に頂いてきたんですけど、今日のは先に言っとくとかんなりミーハーです。
いや今まで書いてきたものも基本はミーハー精神なんですが、言っちまうならこう、腐れ女子さんライクと言うか。さすがに男キャラ同士でどうこうとかいうんはないですが、勝手にキャラクター間の関係を補完したりするようなあたりがっていうか何ていうかすんごい前置きで言い訳してますけども。
まぁあの、好きだったのが高校生くらいの時だったんでしょうがないよねとか誰に向かって言ってるのかわかりませんけど。
ひかないでね。ひいてもいいけど。


【スラムダンクバトン】

★一番好きな人物は誰ですか?
 
信長! 清田信長!
もう初っ端からテンションあがっちゃってますけど(笑)。
だってさ、「あの」海南大付属で1年からレギュラーなんだぜ?すごくね?
その割に見せ場は「王者・海南をなめんなぁっ!!」のみあれ一つで、ほとんどヤムチャ的なかませの役割に終始してしまってたあたりの不遇さにも心ひかれ。
てか信長かわいくない?(段々とやばい領域に入ってまいりました)
何てーの、生意気なキャラなのにチームメイトからもすごい愛されてる感じがあるじゃんさ。
湘北戦で牧に「できる!!よな?」と頭をぐしゃっとされるあたりとか、先輩である神のチャリの後ろに立ち乗りしてんのとかから勝手にこう、「信長は生意気だが力のあるかわいいヤツと思われている」と繋がってしまうあたりが腐れ女子さん特有の思考回路というか。

あと高校時代彦一の絵とかよく落書きしてた。はしっこに「要チェックや!」とか言って。うは痛い。

ほめられてふるふる言うフッキーも好き。


★一番好きな高校はドコですか?

一番好きな高校というのとはちょっと違うけど、エピソードも込みで豊玉高校。
人間くさかった。
じいちゃんも勿論いいけど、試合中に「お前らが憎くてしょうがないんだよ!!」とぶっちゃけてしまう監督のありえなさとか。「負けちまえって気にはならないんだ」とか。
この作者の最大のテーマ「バスケが大好きで」てのが出てる話の一つだった。
バスケのスタイルも素人にも一番わかりやすかったし。
豊玉に限らず、選手だけでなく監督もそれぞれ一人の人間として描かれてるのも、この漫画のよかったところの一つだ。


★一番好きなセリフは何ですか?

「夢見させるようなことを言うな!!」
メガネくんの貴重なブチギレシーン。 あれはメガネくんだからこそ良かった。
三井の栄光も落ちてゆく様も全部見てて、自分にはない才能の持ち主として、またそれを無駄にしてしまう三井に対して赤木とは別の思いもあったろう。それを出した最初で最後の場面。
メガネくんはほんとに三井赤木この二人がいれば凄いことが出来ると信じてたんだよ。だから三井に怒りもわいたのだよ。


★一番好きな試合はドコVSドコですか?

陵南戦はどれもいいから別格として、最後に花道がパスミスをする海南戦。


★一番好きな場面(シーン)はドコですか?

山王戦の最後、流川から花道にパスがまわり、花道が「左手はそえるだけ・・・」の庶民シュートを決め、二人がタッチをかわす場面。
「あぁこの漫画は全てこのシーンのためにあったんだ」とまで思った。感慨が溢れて溢れてしゃあなかった。
その後すぐぷいとそっぽを向くのも、彼ららしくてよかった。

あとね、非常に細かいシーンで前にも書いたかもしんないんだけど、インターハイに行ってバスケ部員のいない体育館で、晴子が洋平に「(花道に対し)嫉妬も感じるの」と言うところ。
晴子なんてヒロインなんだからただかわいく完璧に描いてやってもいいのに、運動神経ないわ鈍感だわすぐぷんすか怒るわ。
でもだからこそ晴子が単なる「主人公に惚れられるマドンナ」という記号ではなく、一キャラとして生きてる。
以前BS漫画夜話でスラムダンクが取り上げられた時、いしかわじゅんが流川が頭悪いという設定に驚いたと言ってたんだよね。本来なら完全無欠な立場のキャラなのにって。
でもそういう「欠けている部分」があるからこそ、キャラクターに厚みが出るし、魅力的に見えて好きなんだよね。

毛色違うけど、「バスケがしたいです・・・」編で(どういう括りだ)体育館にターザンよろしく桜木軍団が現れる場面は少年漫画的カタルシスがあって好き。

リョータと彩子さんのやりとりは全部好き。てか彩子さん好き。

メガネくんの「入った・・・!」も。
 

★漫画全体での理想の最高チームを作って下さい。

いやーこれは自分がバスケ詳しくない人間なのでちょっと難しいですね。ただ最強メンバー並べればいいって訳じゃないですし。
野球みたいにどのポジションがどういう役割でどういうバランスが必要かとかが感覚的に分からないので、申し訳ないけどパス。


★結局ケンカは誰が1番強かったんでしょうか?

何でもありなら鉄男は結構強いと思うがそこは主人公補正で花道。洋平もアピールせんけどキャラ的に負けるキャラではないと思う。


★今まで何回スラムダンクを読みましたか?

数え切れないっす。途中から読み始めてそのまま一気に何時間も無駄にしたことが何度あることか・・・
ってかこれ書くのにまた読み返しちゃったよ・・・


★ぶっちゃけ泣きましたか?(泣いた事ある人は泣いたシーンも)

はっきり言ってありすぎて収集つかないことになるよ?一応チャレンジしてみるけども。

山王戦、ちょうど30巻の終わり。背中を痛めた花道が晴子さんに「大好きです。今度は嘘じゃないっす」という場面。
最初は単に晴子さんにつられて始めただけだった花道が、本当にバスケットマンになった瞬間。
好きな場面の項でも書いたシーンと同様、最初から見つづけていた人間にとって「集大成」的な場面はたまらないものがある。ここはだーだー泣いた。読み返してみても泣ける。

って今山王戦読み返してみてるんだが、その後のラスト1分きって三井の3ポイントが入って2点差になってベンチの石井(坊主のメガネ)が湘北に入ってよかった・・・とぐしゅっと泣くところから試合終了まで、これはほんとヤバいね。読んでる間、ずっと胸の中で何かがドキドキいったままになる。
花道が背中痛めたプレーで赤木が晴子の「いつかバスケ部の・・・救世主になれる人かも知れないよ・・・」「桜木くんっていうのーーー」て言葉を思い出す場面もヤバい。
てか山王戦後半はもう全てヤバいな。さっき好きな試合で海南戦って書いたけど、訂正、これが一番だわ。
ここで連載が終了したことを当時も今も嘆く人いるけど、こうしてみるとやっぱりここがラストで正しかったと改めて思うわ。そこまでの全てが詰め込まれてた。

他にもいっぱいあるんだが、今読み返してこれが全てだったと感慨にひたっているところなのでここで終わりにします。
ほんとたくさんあって、それを振り返っていくと多分全巻読みかえさなきゃならんことになるから(笑)。また何か語る機会があればいいなと思う。


★最後にバトン回す5人をお願いします。

いつものように特に誰に回すとかはしません。
「やってみたいなー」と思ったら通りすがりの人でも構いませんので好きにもってってやって下さい。
もってく許可くれたマタザさんありがとう。
今うちの上の子が私が読み返すために出した単行本を手にとり読んでいる。自分が好きだと思ったもんを子供も読んでくれるのは嬉しいやね。

こういうのやった後には毎回思うんだけど、まだまだ語り足りなかった部分はいっぱいある。好きなキャラクターや場面はもっとある。
でも大きく言っちゃうとこの漫画の全てが好きなのでね。たぶんキリがないと思う。
それでも誰かが別の場面をあげてたりするのを見ると「あー、そこも好きだったわー」なんて言いたくなっちゃいそうだけど(笑)。
posted by シノブ at 20:49| Comment(5) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月07日

週刊少年ジャンプ44号感想

今週は月曜日が休みゆえ日付的には既に45号もでている状況で今さら44号の感想をば。
ものすっごい久しぶりに「新連載をちゃんと読んだ」ので、それを記しておきたいなと。
あと数時間後に最新号を買って印象ががらりと変わってしまうこともあるかもしれないけど、「第1回の感想」として残しておく。


・HAND'S・
何故か50Pするするっと読めた。
最近はなかなか新しい漫画を読む気になれず、かと言って長期連載ものは今さら入っていけずと相変わらずあまりジャンプを堪能は出来ていなかったのだが、久しぶりに「ちょっと追ってみよう」と思う漫画を見付けた。
これまでの新連載と何が違うかはわからない。
多分、たまたま私が漫画を読むモードだったのと合致しただけだろうが、テンポがいいのがよかったんだと思う。
会話のノリとかが嫌いじゃないんかな。
よくある手法ではあるが、繰り返しのナレーションが効果的で、「プロローグとしての第1回」としては完璧な構成だったように思う。
細かい部分ではツッコミたいところもいっぱいあるが、勢いみたいなものは感じられた。
よその感想なんかを見てて気づいたんだが、「ヒーロー」「空をとぶ」って松本大洋のピンポンだわな。「ピンチになると現れる」とかもろだ。
あれはヒーローに憧れる者、なりたかった者、ならなければいけなかった者、かつてそうだった者、その座からすべりおちてしまった者、そして「ヒーローであるべき存在」、それらを描いた漫画で、大好きな漫画の一つだ。
そこまで「ヒーロー」というものを描ききる漫画ではないだろうが、「ヒーロー」の存在が明らかにされるのは物語のクライマックスの時だろう。
扉絵の背を向けた方の絵はどう考えても小学生には見えないから、構想としてはハンドを何も知らないただの子供から成長していく姿を描く予定なのだろう。
週刊少年ジャンプの連載という宿命上、その構想が作者の思惑どおり進むかどうかは全て読者の人気如何に左右される。
「明らかにダメそうな漫画」というのは初回から結構わかってしまうものだが、この「HAND'S」がまず最初の関門を突破出来る漫画かどうか、それは正直わからない。
ただ明らかなダメさはあまり感じなかった。
自分の感性とジャンプ読者層との解離は同じく小学生スポーツものの「ユート」で実感済みなので(かなり好きだったんだが打ち切られた。わからなくもなかったが)、あてには全くしていないが。
どう転ぶか読めない漫画だ。
ハンドをやっているシーンはまだ見せていないのでそこでどう受け入れられるか、だろう。
日常シーンなんかのノリだといけそうな気がするんだけどね。
とりあえず今日最新のジャンプを買ってこの漫画がどうすすむのか確認してみたい。


・NARUTO・
説明が冗長なのはこの漫画の「もったいないなぁ」と思う弱点の一つではあるんだが、対象にわかりやすくさせるためには仕方ないんかな。
せっかくインパクトのある回だったのに、私はジャンプ本誌で読む前にいつも見ている外人さんのブログ(NARUTOや他日本の漫画等の感想を書いている)で一番インパクトのある場面を先に見てしまい、衝撃が少なかったのが残念だ。
それでもかなりショッキングな絵であることにはかわりない。何がいやかって飛段の顔がこっち向いてるのがこえーよ(笑)。子供が読んでる時どう反応するか見てたらそのページ、セリフも何もない一枚絵なのに数秒とまってじーっと見ていたよ。
そんでその後のさらに衝撃な展開に「えーーー」と声を出して驚いておられました。
首をおとしてもダメ、となるとやはりもう打つ手はないんかな。
先週の引きではアスマの死亡フラグはなくなってしまったように見えたんだが、これでまたわからなくなったか。
自分としてはここはきっちりやりきって欲しいんだが、雑誌の特性上どうだろうね。でもそうしないなら今までの前振りがあまり意味なさなくなっちゃうよ。
自分は捨て駒でシカマルは桂馬、棒銀、相手が「角・飛」(これに気づいた時はちょっとおお、と思った)、タバコをやめた他の理由。
「王」は何なのか、って問の答えって出てるっけ?ジャンプは一回読んだら捨てて読みかえしてないのでその辺ちょっと記憶があいまいですが、シカマルが「火影じゃねーの」つってアスマが否定した下りの。ニュアンス違ってたらごめん。
今回の戦いの主軸はそこにあるんだろうから、勝ち負け云々よりエピソードのしめが楽しみ。常に何らかのテーマを含めて描いてくれる人なんで。
もしアスマが死ぬことになったらシカマルの経験値がまたがっそりあがりそうですが。サスケ奪還編でも一連の任務から得たものはシカマルが一番大きかったし。
主人公は幼少の頃の不幸はあれどそれがメインでそれ以後は表立った挫折はないからね。
作者が主人公をつかって言いたかったものってのは最初の我愛羅との戦闘で全てやりきってるんじゃないのかな。だからその辺は主人公以外の方が深みでるのは仕方ない部分もあるかなと思ってはいる。
もちろん最大の軸はナルトとサスケではあるし、個人的にこの漫画のラストはかなり期待している。いつそこにたどりつくのかはわからんけどね(笑)。


・REBORN・
バトルになってからのこの漫画はあんま読んでなかったんですけど、後半の流れから「骸が来る!」と焦る表情まで、少女漫画的ではあったけどちょっと盛り上がって読めてしまいました。
骸って何か知らんのでどんだけ凄いヤツなんか次号も読んでみる。


・メゾン・ド・ペンギン・
人気投票に関しては結局残ったのはよく出てくるヤツらだったんで特になし。
それに相変わらず一発ネタ的なもん連発してるし(笑)。
バカップルみたいに定番があるとそれでバリエーション作れて連載も楽になるんでしょうが、思い付いたもんそのまま載せてみましたみたいな出ては消えていく烏合のキャラクターの数々も作る方は大変でしょうが引き続き出して欲しい。
ちなみに自分は部長と課長が一番好きっす。だってあいつらいっつも楽しそうじゃん?
多分ね、自分がこの漫画結構好きなのはこいつらに代表される「愛されてる感」ゆえだと思うのね。作者に、ではなく作品の中でね。
下ネタ満載だしツキミは痛いとこ尽きまくりキャラだしそんな漫画で何言ってるのって自分でも思いますが。
でもバカ彦くんとかさぁ、この前出てた一発キャラのおいっすって言うヤツとかさ、(漫画の中で)周りから愛されてるじゃん。
バカップルもブサイクに描かれてて本来それを馬鹿にしたネタではあるけどもうそんなの遠い地平にいってしまった別物になってるし(笑)。
かといってほのぼの4コマでは決してないんだけどさ、毒はあるんだけど。
あんま卑屈な暗さがないっていうか。ジャガーさんなんかも凄い好きだけどあっちはかなり黒いもんがあるからね。そういうのと比較するとメゾペン及びこの作者はかなり健康的だと思う。
それで読んでてちょっとほっと出来るもんが実はあったりなかったりするような気がしないでもない。


・BLEACH・
この漫画のデザインはあまり好きではない方なのだが蜥蜴みたいなんはちょっとかわいいと思った。
ちゃんと読んでないから最後に出てきた人間が誰なのか全く予想も出来ない。


・銀魂・
ダメなおっさんシリーズ。ダメなおっさんはどこまでいってもダメなもんだが、だからこそダメなおっさんな訳で。愛すべきダメなおっさん。


・P2・
主将代行の遊部って人の造型がえらい懐かしい感じがするんですけど。
絵柄も話も良くも悪くも古きよきって感じすね。悪くはないか。


・ToLOVEる・
強引な展開ですが少年誌のラブコメなんてこんなもんですよね。正しい在り方だ。


・太臓もて王サーガ・
先々週だかいつだかの宏海に「おまえにはばあちゃんがいるだろ」って言われた時の表情といい、今回の胸がでかくなって実は喜んでるところといい、あいすが単なるクールキャラでなくなっててとってもよい。


・エムゼロ・
エロいっすね。エロい。


・OVER TIME・
この漫画も最初ちらっと見た感じではHAND'S同様会話のテンポとかいいと思ったんだけどなぁ。
何か知らず読まなくなってもうたなぁ。


うちの小6の息子は毎週ジャンプを楽しみにしていて、自分はそこまでの熱はさすがにないんだが、今週のは「来週読んでみたい」と思わせるものがいくつかあったのでよかった。
週刊漫画雑誌で一番重要なのはそこかもね。
逆にたまにぱらぱらっと見ても楽しめるっていうのもまた娯楽誌としてありなんだが。
posted by シノブ at 05:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月27日

週刊少年ジャンプ51号感想(投げやり気味)

もう明日にも最新号が発売されるというのに、下手すりゃよそじゃもう次号の感想もアップされてる状況で51号の感想。
ほとんど某ネタの連チャンを避けるためだけに無理矢理書くみたいなものなんで、中身は一切期待しないで下さい。
相変わらず話わかんないものばっかだし。
まぁ別に某ネタばっかになってもいいんだけどさ。それが今の自分の現状な訳だし。まだまだそれを引っ張る気満々だし。


BLEACH
この顔1/4が仮面みたくなってるのは前に主人公がなってたヤツと同じの?違うの?
あと卍解ってのは内緒にしとかないといけないもんなの?

ONE PIECE
ロビン目が潤んでる。どういう状況で自分で助け断ったのかわからんのだけど何か色々あっての事なんだよね?

NARUTO
「根」の話がどこまで上手く本筋に絡んでくるのかわからんけど、ちょっと期待。チヨ婆さんとカカシや綱手の因縁みたいのは具体的には書かれなかったからな。
このマンガは主人公の周りだけが描かれるんでなくきちんと世界があってそこに主人公がいる、て点が好きなんだけど、(だからそれが見てとれる3代目の葬儀の回は好きだった)なかなかそれを掘り下げるとこまではいかんのよね。
もちろん少年漫画だからってのもあるし、最初にすべてきっちり構築して始めたもんじゃないからある程度は仕方ないかもしれんが。
台詞回しや展開のつたなさなんかが多少残念でどうしても大人向けとは言えないんだけど、そこがクリア出来りゃ大人の人にも堂々とおすすめ出来るんだがなぁ。
いのが登場。他のキャラよりかはちょっと大人っぽくなってる感じがする。
変わってないっていうか、1部の終わりの時点で既に絵柄が大人っぽくなっちゃってたからそのせいで全然変わってないように見えるんだよな。最初の方の絵見たら(絵柄の変化のせいもあるだろうけど)すげーガキに見えるもん。でもいのは性格は変わってないようでいいな(笑)。
あとこの人の描く女の人の体の線はリアルだよね。微妙な下半身の太さとか(笑)。綱出の胸もありえない大きさだけど垂れ具合がリアルだし。
あとヤマトが意味ありげな登場した割りにわずか2ページでへたれキャラになってるのがおかしかった。


テニスの王子様
実写映画もバカ路線なのかな?
アニメとか作ってる人って完全に「わかってて」やってたんだよね?アニメの方の映画とかもある意味凄かったらしいし。
そんな中で作者はどうなんだろう。本気なんだろうか。
個人的にはこのマンガあまり楽しめないんだけど。

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
検定ってのがいかにもジャンプなアレじゃなきゃいいなぁ。
あと本当に単純ねロージー。

銀魂
最初何でかっこよさげなの?
いやそんな中にQ太郎みたいなヤツいたりしたけど(こいつ何て名前だったっけ)。
最後なんか凄い事になってんすけど。銀時って普通の人でなくてるろうに検心みたいのなの?

魔人探偵脳噛ネウロ
表紙イカす(笑)。
この女の子が色々いたぶられてるのがこのマンガのおもしいとこでもあるんだろうけどまだどうにも慣れないなぁ。まぁこのマンガの場合は最後に実は大事に思って云々みたいのはやらないで終始この感じの方がいいと思うけど。

アイシールド21
ヒル魔って人はパスが凄いの?
風云々のやりとりは面白かった。

べしゃり暮らし
上妻がなに思いついたのか全く見当つかないんで来週が楽しみ。

大泥棒ポルタ
ポルタは「いい泥棒」なのか。
泥棒ものとしての面白みを期待するもんではないのかな。いきなり逃げる場面になってるし。
銭形警部みたいなのとのやりとりを楽しむマンガなのかな。

太蔵モテ王サーガ
サンドモンスター(笑)。
何か宏海がかっこいい登場してる。最後はかっこ悪いけど。

プロジェクト・ヒメジマ
うちの子いわく「現実っぽい話であんまり面白くなかった」らしい。わかりづらいし子供受けは確実に悪いかもな。
自分はこういう説明せずいきなり入る系は結構好きなんだけどなー。でもそれで上手く伝えらんないんなら意味ないのか。
過剰なリアクションがちょっとうざいけどマンガの種類としては自分は好きな方。でもジャンプ向きじゃないのかな。
題材はモロジャンプでお話的にはそんなおもしろくなかったけど。
格闘技のうんちくたれどうのってタカヤもそんな感じじゃなかったっけ。違うか。アレよりかはそっち方面はいいと思うんだけど。

家庭教師ヒットマンREBORN!
あっさりマインドコントロールとけちゃってんのな。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
葛飾ローカルネタいいな。全然知らないけど(笑)。

DEATH NOTE
「女に対してはワンパターンだな」ってのは人間臭さが出ててちょっと良かったかな。

タカヤ-閃武学園激闘伝-
どうにも絵柄が受け付けらんなくてなぁ。
主人公が、相手がいない程強いヤツの燃える対象になってるってのも今まで見てないから何でそこまでなるのかよくわからん。

みえるひと
これの戦いって何で戦ってんの?素手?

Mr.FULLSWING
何か熱いの?

ピューと吹く!ジャガー
飛んだとき女の子が嬉しそうなの(笑)。


あと激忍4がめっさ欲しい。
君麻呂超使ってみてぇ。骨バリバリ突き破ってくんのとかはさすがにないんかな。
うちに2はあるんだけどね。
子供のクリスマスプレゼントに上手いこと誘導しようと思ったんだが無理だった(下はポケダン、上はスライムもりもり)。
どうぶつの森も欲しいし買えないかなー。でもアレあると子供の友達来たとき盛り上がれていいんだよなぁ。欲しいなぁ。
posted by シノブ at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月14日

週刊少年ジャンプ50号感想(久しぶりに読んでみた人間の感想)

ジャンプは毎週買ってるけど何か読むのめんどくさくてほとんど読んでない。
なのであくまで「久しぶりにジャンプを読んだ人の感想」と受け取って頂ければ。
だから的はずれな事書いても気にせんといて下さい。ってかまともに感想になってない。
今まで小5の息子の感想のせてたけど息子「全部面白かった」しか言わんし気が向いたので自分のも書いてみる。
感想書くにあたって自分の読んでるものを一応あげてみる。

毎週読んでいるもの
ナルト
べしゃり
太蔵

たまに読み忘れるもの
ジャガーさん
ボーボボ

たまに読むもの
ワンピ
ブリーチ
ハンタ
銀魂

ごくたまに読む事もある
アイシ
こち亀
ムヒョ
リボーン
デスノ
ネウロ

ほとんど読んだことない
タカヤ
みえるひと
テニス
ミスフル

1回も読んだ事ない
ポルタ


これはそれぞれのマンガがどうこうって事じゃないですんで。
たまたま見そびれてそのまんまってのが大半ですから。
毎週真面目に読んでないから必然的にストーリーものは苦手になる。(ナルトはコミックス買ってるし読み続けてて途切れてないってだけ)

今日は何か気がむいたんで全部読んでみた。


家庭教師ヒットマンREBORN!
知らない間にこんなマンガになっていたなんて・・・
どたばたコメディ(毎回だいたいおんなじ)じゃなかったんか?

NARUTO-ナルト-
最後の台詞はね、この人(作者)時々ちょっとずれるから。
ギャグなんだか本気なんだかようわからんセンスがあるので。
技名なんてそんなんばっかだしね。
こう、微妙な外し方をする人なんだよね。
尾田が天才型ならこの人は完全に秀才型で、センスとかってのはそれでつちかえるもんじゃないからな。
まぁその辺は時々苦笑しつつも見守ってますよ。
超獣偽画の表現はちゃんと動きがあってかっけぇかったし。

ONE PIECE
あ、マンガ肉だ。
凄い盛り上がってそうなのに話がわからん・・・

BLEACH
子供が興奮してた。

銀魂
こっちも話わからん。
10巻表紙マダオなのか。
思えばマダオの回を読んで初めて「このマンガすげぇいい!」と感動したんだっけな。
あの回はほんと何回も読んだ。
先週の銀時と女の人(名前覚えてない)のやりとりはすてきでしたよ。

アイシールド21
感想かけない・・・

魔人探偵脳噛ネウロ
何かこのマンガ深そうね。
松本大洋の木村、だっけか、ヤクザに弟子入りするヤツ。あいつ思い出した。
今ふっと思い出しただけなので全然違うかもしれんけど。

太蔵もて王サーガ
3コマにいっぺんくらいの突っ込みどころがちゃんと笑えるのでいいわー。
ってかドラゴンガールなんて設定あったんね(笑)、話続けられやすそうでいいな。

ボボボーボ・ボーボボ
1部完て。そんな流れになってたのか。
時々テンションについてけない時あるんだが(笑)、今日は緩急ついてたんで面白かったですよ。
ギャグマンガを毎週書くってのは生半可な重労働ではないと思います。
次々新しい敵が出てくるだけになってた気がするんで(イヤ、そんなちゃんと読んでなかったからわからんけど)2部の仕切り直しに期待してます。
あいつら大好き。

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
かたっぽってやる気ない系かと思ってたんだけど(まともに読んでない)なりたくてなった人なのね。
それであのへたれっぷりじゃ(あんま読んでないから知らんけど)落ち込みもするわな。
こういう立ち直りものは間違えなきゃ順当に面白くなるはずなので期待してみよう。

ポルタ
子供が大受けしてた。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
あぁ、初めて「ホールインワン保険」の意味がわかった。
昔保険屋やってた時にこれ何だろうって思ってたんだよな。
1件もまともに売んなかったけど。

HUNTER×HUNTER
最初からちゃんと読んだら面白いかなー。話がもうわからんからなぁ。
レベルEすげぇ好きだから冨樫マンガは好きになる要素あると思うんだけどなぁ。

テニスの王子様
アイシもそうだけど感想かきづれぇ。

DEATH NOTE
ううう独白ばっかだ・・・
今の話の主軸はどこなんだ・・・

Mr.FULLSWING
よみづらいよう。いい話なのかな?

タカヤ-閃武学園激闘伝-
何だろうこの古き良きっぽい実況とか。

みえるひと
良さそうなのにあんま読んだことなかったや。
雰囲気とか結構よさげなんだけど。

ピューと吹く!ジャガー
浜ーとハミィのやりとりの回は安定してるね。


・・・駄目だやっぱ途中から読むのめんどくなっちゃった・・・
やっぱ義務で読むもんじゃねぇな。
毎週書いてる人は偉いわ。

あと息子の読後の感想も一応。感想じゃないが。
・来週ブリーチ巻頭カラーだって!と興奮気味に。
しかもダブルセンターカラー!と来週を楽しみにしている様子。
ジャンプ編集部のみなさんダブルセンターカラーにしたかいがあるってものですね。
・D.Gray-man(このタイトル書くのめんどい)の作者急病ってうざい見れないじゃん(病気じゃしゃあないやん・・・)
ハンターも同じじゃんって言ったら「アレは取材つってるもん」
サンタはとうの昔に信じていないがまだこの辺はいけるのか。
・読み切りワンコ

あぁ、読み切りの感想忘れてた。まぁいいや。
牛乳の広告の4コマは突っ込みがちょっとおかしいと思います。
今日は話わからん、ばっかで感想とか言えるレベルじゃねーな。
来週以降の方がまともな感想書けるかも。つって書く気にならんきゃ話にならんが。
posted by シノブ at 22:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

木多康昭「喧嘩商売」1巻

かわんねー。
木多はかわんないね。どこ行っても。

「代表人」の時の事の詳しい顛末は知らないんだが、よくぞ無事で戻って来たなと。
言うほど切望してた訳でもないが。
でも本屋で見かけた時はとりあえず笑った。
あー、またやるのね、と。
まだいたのね、と。
とりあえずレジに持ってってみた。
木多は相変わらずだった。


幕張とマサルさんとがジャンプで連続で始まった時は、もう偉い大革命だったね。
それまでジャンプはお子様もわかる低年齢向けギャグマンガしか駄目なんかと思ってたからさ。
よりによってその二つだもんな。しかも連続で。
ジャンプどうした?編集長でも替わった?とかはさすがに思わんかったが、びっくりしたね。

マサルさんの方はその古き良きを思わせるタイトルや次回予告の絵柄から今までのジャンプレベルのものかと期待してなかったんだが、幕張はもうそのタイトルの時点でジャンプは何かを変えようとしていると確信したよ。嘘です。
ジャンプセンスじゃないもん。「幕張」。意味不明だもん。どんなマンガかさっぱりわからんもん。
まぁ実際どんなマンガかなんて説明は「奈良」の一言ですんでしまうので不要なのだが。

マサルさんの方はリアルタイムであの衝撃を受けた人にはわかる、アレはマジで衝撃だった。
新しかったよ。すごかったんだからあの衝撃は。
いやそうでもないよ、前からああいうのはあったよ、て言われたら素直に自分の世界の狭さを吐きます。
「わからん人、ついて行けない人間は放り投げていいのだ」と、発行部数世界一のマンガ雑誌で言い切っちゃったのがこの二つだったのですよ。
マサルは本当にわからん人にはわからん、幕張は完全内輪ノリ。
しかし今見るとマサルもわかりやすいんだけどね。人間の学習能力って恐ろしいわ。そりゃ吉田戦車も苦労するわ。
当時のジャンプはどっちが先だったかは忘れたが、前後して王様はロバも巻末でアリクイに会社勤めさせたり失敗ロマンス連載を試みたりなどしていて、他の少年誌一切読んだ事ない自分ですらジャンプは今全少年誌の中でギャグの最先端を走っていると自負したものだ。


そして再びの衝撃は木多のマガジン移籍ね。
マガジンで連載始めるってどこで知ったんだっけか。普段読まないのにその週だけは速効で立ち読みしたよ。
主人公がジャンプを踏んづけてる表紙が輝いていた。
うぐいすは塩田だった。奈良のかわりに先マティがいた。
御供はかわいい。桜井より御供の方が好きだ。
やっぱりやらねぇ部活。
結局おんなじ。
ちょっとは野球やりかけて、誰だかにやられてうぐいすが泣く何巻だかの終わりにちょっと涙が、なんて事もあったかもしれないが売っぱらってあんま覚えてないので結局同じ。
要はやりたくて仕方ないがブスは大嫌いな彼らの青春狂奏曲だ。
そんなかっこよくはない。

代表人は「またやってるなぁ」とだけでまともに読んでなかったのでどっかググれば何かかんか引っかかると思います。止めどころを知らないアホってとこだと思います。
でもそれがなくなると木多の存在意義はない。
ってか多分何も考えていないと思う。存在意義とかどうでもいい。
これで腐った漫画界に鉄拳を、なんてね、恐れ多い、ただ面白いからいじっただけですよ。だってみんな言ってんじゃんね。ね、冨樫先生。


そんで今度はヤング誌に移った事で今まで以上に直接的な描写が頻出。
でも基本的にやってる事は同じ。直接的になった事でくだらなさがよりくだらなくなっただけ。
幕張でもきわどいってかアウトなんじゃないかって部分もあったけど、考えてみたら昔のジャンプはこんなもんじゃなかったかもしれん。
私はもっぱらアレやコレやらは徳弘正也に教わりました。
握りこぶしの指の間から親指出すのとか金魚蜂使って「舌の使い方」とか。
本気で意味がわかりませんでした。
でも今こうやって立派な大人に育っています。ありがとう。

表紙の絵を見て一瞬古谷実ばりに大化けしたのかと思ったが、そんな心配はいりませんでした。
やっぱ下手だった。
PC使ったくさい絵もひどいです。ほっとします。
しまぶーはもう忘れてる人の方が多いだろうにあえてほじくりかえすのも木多です。木多はしまぶーがいないと生きていけないんだよきっと。
そんな島袋先生に質問。リングってどうなりましたか。最初だけ見ました。
正直たけしは自分が大人と子供の中間の微妙なお年頃だったせいで読んでませんでした。しまぶー先生的にも微妙なお年頃でしょうか。

1巻の終わり付近はマジで喧嘩最強格闘技は何かについて語りたい風満載でしたが、オチはどうせ逮捕とか裁判とかだから安心して読んでいいと思います。
この文章が途中からですます体になってるのもただ何も考えず書いているという証しにしかすぎないので気にしなくていいです。
アトイッサハハゲテナイヨ



そうだ、ずっとずっと思ってて言えなかった事があるんだ。鶴田謙二の「spirit of wonder」の裏表紙のチャイナさんが木多の絵に見えてしょうがなかったんだ。
鶴田の絵、大好きなのに、チャイナさんかわいすぎで大好きなのに、桜井にしか見えなかったんだ。
口の曲がり具合とかそっくりだったんだ。
鶴田好きなんですか。好きなら見直します。
posted by シノブ at 00:12| Comment(1) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月11日

小学5年生のジャンプ感想 32号(ただの説明です)

感想ってかほとんどただの説明です。
子供が何に反応したか、くらいの参考にしかなりません。それもたまたま思いついたもんだし。それでもよろしければ。


*ユート
「あれ?もうユート終わった。早すぎ。
卓球のヤツ(ぷーやんね・・)と同じくらい短かった」
アレと同じ扱いになるのか・・・てか覚えてるのね。
もうちょっと志は高いところにあったようには思うからもったいない。
久しぶりに終わるの残念だなぁと思ったよ。
最後の怒涛の話の飛ばしっぷり見て、あぁこれを丁寧な描写で読みたかったと思ったよ。
その丁寧さが逆にあだになったんだろうけどさ、そういうのはジャンプじゃない他の雑誌に求めればいいんだろうけど。
でも残念。

「終わってもいいけどユートと高月の決着見られなかったのだけ残念」
終わる事自体は特にかまわないすか。高月との話が見られなくて残念なのは母も同意だ。


*みえる人
「前の面白かったから楽しみ」
ごめん、母さん覚えてないや。
子供から大体の筋聞いたけど最近何かかぶってるのが多いような気がするのは気のせいすか。


*ブリーチ
「一護のバカ親父実は死神だったんだよ、すげー」
バカ親父なんだ、と聞くと(あんま読んでないから知らない)
「帰ってきたら蹴りで迎えてくれんの」
テンション高そうすね。
っつうか親父が死神って凄いでかい展開じゃないの?読んでないからわからんけどそれっぽい前振りとかあったんか。


*ボーボボ
「ボーボボ面白いよ!」
うん、知ってる。今週は自分的には爆笑の波は来ませんでしたがしつこく「田楽以外」って言ってるのが何か好きでした。


*ナルト
「今週のナルト(アニメの方)またオリジナルだってミズキ出てくるって」
あ、そうなんだ。アニメはもう全然見てないや。
読みきりみたいな初回にしか出てこなかったキャラクターをどう使うんすかね。ちょっと見てみようかな。

あとはじゃんぷるの話をされましたがよくわかりませんでした。
じゃんぷる面白いみたいです。
自分はジャンプ放送局世代で、あの頃のイメージを未だ引きずってるんだけど、最近はひところに比べればましなのかな。
土岐何とか(うろ覚え、絶対違う)って人の絵が好きだった記憶がある。割とあっさりした女の子の絵を描く人だったような。


ってか母はいちごが普通にめっさ気になるんですけど。
西野がめっちゃかわいいんですけど。どうしましょう。どうすんだ真中。
posted by シノブ at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月07日

安野モヨコ「監督不行届」

おたくバンザイ。
アンノ夫妻のエッセイ漫画。モヨコがダンナ英明のおたくっぷりに振り回される日常漫画。
普段エッセイ漫画ってあんま読まない(サイバラのはそれと認識してない)し、この人の漫画もいまどきの女の子の恋愛話とか聞かせられてもって感じで特に読んでなかったんだが(働きマンは始まる時ちらっと見たんでそればっかりでないのはわかってるんだが)、何かコンビニで思わず手にとってしまった。
・・・だって気になるやんね?
ならない?
そんだらおもしくて立ち読みで全部読んじゃった。

基本的におたく的な精神の持ち主は好きなのね。自分がそうだってのもあるんだけど。
おたくってのはスタイルもあるんだろうけど、私の中では精神性なので。
だってさぁ、そういう人の方が確実に人生楽しんでると思わない?それでコミュニケーション不全になるようなパターンはまずいだろうけど、そうでなければこれ程面白い人たちはいないと思うのよ。
誰しもさ、自分の好きなものについて語るときは目きらきらさせるやん。それのちょっと極端な人たちってだけでさ。
でさ、普通の人が好きなもんについて語るの聞くのもおもしいけど、おたく的な素養の持ち主ってのはある面自分の好きなもんに対する客観的な視点も持ってるから、その話は普通の人以上に面白いのね。
このエッセイでもさ、巻末のダンナのコメントっての?でさ、「この人(嫁)は自分を良く見せるってことをしないから読者のナルシシズムを刺激するような部分が少ない」「日常から離脱させるのでなく日常にかえってくるものを書いている」とかみたいな事とか冷静に分析してて、いややっぱおたくだわ、とか思ったんだけど(笑)。
私がそういう話が好きだってのもあるんだけどさ、そういうのはうざい、ただ好きだってだけでいいじゃん、って人もいるだろうけど、話聞く分にはそっちの方が聞きがいあると思うんだよなぁ。
単に私が理屈っぽいってだけかもしんないけどね。

またおたくの人ってのはさ、誰も気にせんよそんなとこ、ってとこに拘わる性癖があって、この漫画でもダンナがこういうおたくアイテムを出したほうがいいんでないか、みたいなアドバイスをしてたりしてたみたいなんだけど、それもまたおたくの性だわな(笑)。だいぶ前に王立宇宙軍って食玩がすげえってのをもうかなり昔の記事だけどさ、書いたんだけど(こっち)、アレもおたくのたまものって感じの出来だったわ。すげー中身詰まってんの。
客に対するサービスっていうより、自分がそこまでやりたい、そのエネルギーが最大にして唯一の動機だからね。ああいう人たちは。

モヨコの方はあくまで一般人ってスタンスでおたくであるダンナを見つめていたんんだが、モヨコ自身もおたくである自覚が認めたくないながらも徐々に出てきて(というか元々そういう人間だったようだ)そのバランスが私的には良かった。
本人もおたくであることを完全に開き直っていればもっとおたくアイテムに充実した、そっちの人にしたらコマのすみっこまで堪能できるようなもんになっただろうが、そうじゃないからこそおたくであるダンナを「変な生き物」として捉えられまた振り回される自分を面白おかしく描けるんであって、「そうでない」人にも楽しめるもんになってる。
逆に全く理解できない宇宙人としか見れなかったとしたら、世間一般のおたくイメージをなぞった程度のもんにしか仕上がんなかったんじゃないかと思う。
もしそうなら私はそんなに面白いとは感じなかったんじゃないかな。

私もどっちかっていうとおたく的なスタンスの人間ではあるんだけど、でもいかんせんそこまでいききれておらず中途半端なもんで、それがおたく/非おたく双方に対するコンプレックスになるっていうやっかいな立ち位置にいる。
会社のお昼の同僚の女の子のどこどこのお店がおいしかったっていうOL会話にはついていけないけど、だからってそれ程濃い話が出来るかっていうとそこまでのもんはなくてさ、実際そのものを凄く好きな人の前に出ると何も語れんかったりとかさ。
だからある意味うらやましかったりもするのね。あそこまで出来る人たちが。

でも実際どっぷりおたく100%の人とは付き合ったことないからわかんないんだけどさ、現実変身ポーズとかとりまくる人目の前にしたらひいちゃうんだべか(笑)。そんなんだったら自分を見損なうなぁ。
私の元ダンナは「広告がいいから」という理由でnon-noを毎号買うような人だったんだが(いや他の理由もあったのかもしれんが)、その対象がアニメとか漫画とかでなかったってだけで、立派にその素養はある人だったかもしれない。
その広告ってのはキューピーマヨネーズだったかの広告なんだけど、今でも載ってるんだべか。
サッカー好きだったんだけどさ、まだ今みたく日本中が熱狂する前から、あそこの国はどうだとか私にいちいち解説してくれる人でねぇ。私はへぇ、とか言いつつその話してくれてた内容はもうあまり覚えてない(笑)。
アレな面もある人ではあったけど、そういう面ではかわいいヤツでもあったよ。年上だけど。

そういう人の方がいいやな。
だってさ、つまんねーとだけ言ってる人より、楽しそうな人と一緒にいた方がこっちも楽しいじゃんかさ?
前友達と買い物行った時にさ、その友人は女の子なんだけど昔写真撮ったりしてた人で、カメラ店なのにすみっこにおいやられたアナログのカメラコーナーにちょっと寄った時にさ、すげー楽しそうに「なつかしー」とか言って見てるのよ。
おいらカメラは全くわかんないからさ、これ何って聞くと教えてくれてさ。
何かそういうの見てるだけでこっちもなんか楽しい気分になるんさな。


人生は楽しんだもん勝ちだと思うのですよ。おたくオールオーケー。むしろそのくらいの勢いで。
まぁ、あくまでそうでない人間ともコミュニケーションとれるのが大前提だけどね。
好きなもんはないよりあった方がいいに決まってるって。絶対その方が楽しい。好きなら好きでいいじゃん。他人から見てバカなくらい好きになれるって、凄い事だと思うよ。




王立宇宙軍→王立科学博物館
posted by シノブ at 23:11| Comment(6) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月04日

小学5年生のジャンプ感想 31号(先週よりかは多少は感想っぽい、程度)

懲りずにまた息子に感想聞いてみた。やっぱり感想にはなってませんが。
子供が答えた順。
ってか感想ってか何かほっとくと話の中身の説明してくれ始めちゃうんですけど。「銀魂は死んだおじいさんが生霊になって遊んでくれるんだよ」とか。死んでたら生霊じゃないんじゃ・・・。
そん中から内容の説明をはぶいた残り。


*いちご100%
「東城と西野が会って喧嘩して真中が嫌われると思ったのに全然そうならなかった。」

女心っちゅうのはそう単純なものではないのよ。あんたもいずれわかる時が来るさ。
でも真中は嫌われてしかるべきだとは思いますが。
てか真っ先に来るのがいちごの話か。単に最後に読んだだけかもしれんが。
前は恥ずかしいのか「絶対読んでない」って言いはってたのになぁ・・・

*ユート
「ユート牧原に抜かれちゃった!他の人はへぼいのばっか。」

*アイシールド21
「アイシールドも面白かった。」

*HUNTERXHUNTER
「ハンターハンターの人って休みまくりだよね。いいところだったのに休みだ。」

小学生にも言われてますよー、富樫先生。

*ONE PIECE
「いい感じ。」

あと「D.Grey-man人気あるみたいだよ、前の方に載ってるから。」(この漫画好きみたいだ)
と言うので、自分でちょっと悲しくなりながらも「じゃぁユートは人気ないんかね」って聞いてみたら「それはそうじゃなくてジャンプのシメって事だよ、そんで最後はジャガーさんって」
・・・フォローが何か悲しいな。多分ヤツは普通にそう答えてくれただけなのだろうが。
まぁ母さんは悲しい事実をもう知ってしまっているのですがね。残念だけど仕方ないっちゃ仕方ない。地味なのは認めるし。
まだ知らなかったのにここ読んで何かを察してしまった人はごめんなさい。何のことかわからない人はわからないままでいいです。



母さんは毎週買ってはいたもののほとんどの作品を読まなくなってしまっていたんだけど、先週子供の感想アップする際に読んだら何か全部読めた。
いっつもは必ず途中で流し読みしちゃうヤツが出てきてそっからグダグダになって読まなくなっちゃうんだけど。まだいけるじゃん。とか思ったりして。
今週1個あげるなら(ってまだ全部読んでないけど)アイシールドが良かったです。
この漫画自体は話もキャラクターもどうにも記号的に感じられちゃっててあんまり感情移入して読めなかったんだけど、今週はアメフト漫画として楽しめました。面白かった。アメフト知ってる人がどう思うのかは知らないけど。
「アメフトって面白そうだなぁ」て思ったよ。初めて。
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2005年06月29日

小学5年生のジャンプ感想 30号(感想というほどのものはないです)

ジャンプの感想はいつも書いてみたいと思いながらも、実際には読んでない漫画も多い上読んで感想を書く事が義務になったらいやだってのもあり書けないでいた。(ドラゴンズ日記は毎試合書かなくてもいい、と自分で決めた事でだいぶ楽になった。それ以前は試合がなければほっとするという本末転倒な事態に陥ってたので)
ついさっき、子供が寝る前ジャンプを読みながら「ネウロおもしろっ」って言ってたんで、あ、コイツの感想聞いて書くのも新鮮でいいかもしれんぞ、って思い立ったんだけどね。そんでいずれはジャンプ感想チェックに・・・なんて一瞬考えたりとかしてみたんだけど。
だけどあんま面白くなかった。でも一応書いときます。

一応うちの息子の基本的なステータスを参考までに。あくまでうちの子供がってだけなので、世間一般の小学5年生のリサーチにはならんと思います。
下の4年生の子の方は今はほとんど読んでません。前はユートと武装錬金読んでたしドラゴンボールも読むから漫画自体は嫌いではないと思うんだけどね。
上の子はジャンプは毎週全ての作品を読んでいます。デスノートも勿論。訳わかっているのかは謎だけど。ジャンプは月曜日のお楽しみとなっております。
そういうお年頃なのか、D.Grey-manが好きみたいですよ。
普段はドラえもん他藤子不二雄もの(TPぼんとか)、ドラゴンボール、コンビニで買ってきたブラックジャック、ちょっと前までコロコロも買ってたけどおまけのカードにつられてただけっぽいので漫画を読んでいたかは不明。
後私の本棚にある西原理恵子も好きで読んでます。叙情もの(ぼくんち)で泣いてた事もあったが、基本的には笑える方が好きみたいで恨みシュランの原稿他を集めた「サイバラ茸」を一番読んでる。これも書かれてある中身を理解しているかは謎。

で、肝心のジャンプ感想ですが、名前が挙がった順、と言ってもその時たまたま読んでいたものが真っ先にあがっただけなので順序はあんま関係ないかと。
親はまだ読んでないので詳しい中身についてはコメント出来ません。

ネウロ、マジんところとギャグのところがあって今回ギャグんところがすんごい面白かった。
一番はD.Grey-man、先週から巻頭カラーは楽しみだったようだ。
タカヤも面白かった。
ユートも面白かった。
・・・「面白かった」だけの何の面白みもないコメントの羅列でした。
企画倒れでした。失敗だ。
先週はハンターハンターに興奮していたようだったんだけどなぁ。来週早く読みたいって言ってた気が。今週は特にコメントなし。
全部読んでるけど、全部面白いからどれがどうって言えないってさ。
いい客だ。
くそ、本当に何も面白くない結果に終わってしまったぞ。

ちなみに親がとりあえず毎週読んでるのはナルト、ユート、ジャガーさんにボーボボ、後はいちご(笑)。
いちごはね、前はいかにもパンツ見せるがためだけの話のもってき方(それもかなり古典的)に、はいはいそうですかって感じだったんだけどね、この前の東城の告白のあたりでね、うわぁと思わされてさ。
少女マンガじゃんっていう。
普段いわゆる少女マンガは読まないんだけどさ、少女マンガの主人公が無意味にモテモテとか言うのが嫌で、だからその逆バージョンのこういうハーレム漫画も好きじゃないんだけどさ。
これが少女マンガなら何とも思わないんだろうけどね、だけど普通ハーレム漫画じゃこんなに女の子の気持ちは描写せんわなっていう。
ああいうのに出てくる女の子って0か1かで、主人公が好きだっていうただそれだけなんだよね。キャラの違いもあくまで「種類別」といった感じでさ。
でもいちごはそれぞれが性格違うだけでなく思ってるところもそれぞれだしさ。やっぱ作者が女だから何だろうね。
その辺の描写はいいと思いますよ。他はかなりグダグダだけど(笑)。
母さんは今週号まだ読んでないわけですが、最近の感想としてはブリーチの作者は今みたいな学園ドタバタっぽいノリの方が生き生きしているなと思いました。
それじゃ人気でないからって方向性かわったんだろうけど。
あとユートはユートが自分でご飯よそったりとかの微妙なリアルさが好きなんですが、ジャンプにそれは必要ないとか言われそうですね。いい作品だと思うんだけどなぁ。カウントダウン入ってるんすかね。
後は、まぁ全部読んでるわけじゃないからいいや。
本当は面白ければ毎週子供に感想聞いてやろうと思ったんだけどなぁ。自分で考えなくていいから楽だぞと思ったんだが。うーむ、そう上手くはいかんかった。
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2005年01月06日

森田まさのり短編集「柴犬」

ろくでなしBLUESもROOKIESもコミックスを揃える程ではないが結構好きだった。あえて好きな漫画家として名前を挙げる事はないが、森田まさのりは好きな方の漫画家だ。
特にROOKIESは、新刊出るたびコンビニで立ち読みしてた(買えよ)。それらは巻数の多さがネックとなって買っていなかっただけなので、この短編集は即買い。
立ち読みしてコンビニで思わず涙腺ゆるみそうになった「柴犬」以外はすべて初見。

この人の作品って少年漫画らしい友情やその他もろもろと、「男の哀愁」みたいなもんと両方の柱があって、どちらを描いても不自然さがないやね。どっちも描きたいしまた描けるんだろう。
ジャンプ本誌では中々表立っては出ないが(今までの連載の中でもおっさんがいい味出してたりしてたのもあったと思うけど、ちゃんと覚えてないので具体的に例があげられませんすみません)、特にこの短編集の巻頭のオールカラー2編や青年誌向けに描いたという「砂漠」なんかに後者の傾向は顕著で、渋い大人の漫画として仕上がってる。
「砂漠」の後書きで「青年誌で好きなように気楽に描けた」との作者本人のコメントがあったんだが、これだけ見ると青年誌向けの人であるようだけど本人としてはどちらに行きたいのだろう。
「ギャングエイジ」に対して「対象年齢を定めきれていなかった」と反省していたが、あの話は小学生だからこそよかったように思うし、よく出来たいい話で好きだ。
そのギャングエイジの表紙にもあるような、仲間が1枚のフレームに収まっている絵、調子にのって前に出ようとしてるヤツ、無駄にカッコつけてるヤツ、1人そっぽ向いてるヤツ、それらがばらばらでありながらも仲間として描かれている絵(ろくでなしにはあったかわからんがROOKIESにもあった)、こういうものを描ける人なのだから、この人は少年誌でいいと思う。ていうかジャンプで描いて欲しい。前述のような作品は青年誌に発表して、てスタンスで。

ジャンプ新年1発目に掲載された読みきり、「スベルヲイトワズ」も、さすがいい意味でベテランという印象で安心して読めてとても面白かった。お笑いを見る視点が自分と一緒だった(ツッコミ重視)てのもあり。
絵だけでなく漫画が上手い人だなと思う。
オーソドックスではあるが、小手先の技術や自分の中のテンプレで適当にこなすんでなく、熱いものが、言わんとしてるところがちゃんとあって、キャラクターもしっかりしてるし薄っぺらでない。
うちの子供ら(小3・4男子)は読み切りまだ読んでないんだけど、読んでどう思うか、その前にまず手にとって読んで見てくれるかどうか、反応が怖いような楽しみなような。
うちの子らは最近ジャンプを読み始めたからROOKIESは知らない。だから森田漫画は初めてになる。
どうだろう。面白いって言ってくれるかな。小学生ってより中・高校生以上がターゲットだろうから一小学生の反応が鈍くても何も問題はないんだが。でも面白いって言ってもらえたらちょっと嬉しい。

ボクシング、不良、野球、そんでお笑い…、自分の好きなもんを題材にしている人には珍しく「尽きる」感じがない人だよね。1つだけでなく色々あるから枯れないのかな。
そのうちバンドものとかってのもやるやらないは別として選択肢としてはありそうだ。今回「お笑い」ていう漫画に表現しにくいものに挑戦した事からしても。
今回の読みきりが次に繋がる何かなのかはわからないが、出来ればまた連載して欲しいなぁ。
読み切りの形できちんと構成されたもんを描くのが好きって言ってたから、短期連載でも構わないし。
きっちり最後まで組み上げられたもの、テーマをもって描かれたものを読みたい。それは週刊少年ジャンプにのぞむものではないかもしれないが。
この人の台詞使いが好きなんだけどさ、今のジャンプの漫画のキャラクターのファンタジーっぽさ(ジャンプに限らんが)とは違う、現実の匂いのする人物のものが欲しいんよ。男の子らしい、会話になってない会話、ああいう会話が実際にリアルかどうかは別として、リアルに感じられて好きなんよ。ギャハハハ、って感じの。ほんとその辺にいるヤツって感じでさ。ああいう「男の子」のやり取りは同じジャンプの他の作家では冨樫義博のも好きだけど、それはまたちょっと種類が違うし。
絵柄だけでなく空気のレベルでリアルさを感じさせてくれるってーかさ。
自分が今漫画雑誌はジャンプしか買ってなくて、しかももう大半の連載作品にはついていけなくなってる現状ゆえの自分の勝手な個人的な願望として、森田まさのりがまたジャンプに連載持ってくれれば嬉しいなぁと思う。
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2004年09月16日

「轍−京谷和幸物語−」漫画/田村和己 原作/光風治 監修/井上雄彦(週刊ヤングジャンプ41号読切)

漫画自体はニセリアル、井上雄彦の劣化版としか見れなかったので、その内容についてはほとんど触れませんのでそこら辺御了承下さい。最終的には全然関係ないところへ話が行く予定なので。単に自分の思い出話とかをしたいだけなので。
ていうかこの漫画の意図が全くわからんかってんけど。
井上雄彦まんま(で5割引くらい)の絵、そこかしこでリアルを思い起こさせる車椅子バスケのシーン。いくら本人が監修しているとはいえ、井上の漫画は井上の技術があって初めて描けるものなのだから、彼以外にそれをやられても何の魅力も感じない。
本人が描かないっていう商売方法も視野に入れてるという事なんだろうか。絵を、漫画を描く事が好きな人だろうからそんな大御所みたいなものにはならないとは思っているけど…どうなんだろう。

で、なんでこの漫画を取り上げたかって言うと、「京谷和幸」、その名前に思わず反応してしまったからだ。
大体が私にとってヤングジャンプというのはヤング誌の中では一番下の存在で、今週号も単に梅澤春人の新連載を確認する為だけにコンビニで手にとってみただけの話で、その中にたまたまこの漫画が載っていたというだけの事なのだ(ちなみに先週・先々週も森田まさのりの読切の為だけに立ち読みした。彼らは自分がジャンプをよく読んでいた頃の主力であったから、その先行きが気になる為つい見てしまう)。

京谷というのは、実在の車椅子バスケの全日本代表選手なのだが、作中でも出ているようにかつてはサッカー選手だった。そして、私は彼の高校時代を見ている。

私は小学生〜中学生くらいにかけて、サッカーが好きだった。恥ずかしい過去を打ち明けると思いっきりキャプテン翼の影響で、友達とゴールデンコンビごっこや三杉淳ごっこ(何かにつけ心臓をおさえ痛がる)、そんな事もやっていた。ちなみにどうでもいい事だが、北海道ふらのの松山が好きでしたよ、ええ。
中学の必修クラブは2・3年とサッカーだったし、高校にもし女子サッカー部があったなら入りたいと思っていた程だ。実際には入学した高校には女子サッカー部はなく、マネージャーをしたかった訳でもないので帰宅部で3年間を終えたんだけど。
正月に行われる全国高校サッカーやその前に行われる地方予選も見たりなど、自分の中で一番サッカーが盛り上がっていたのが中学生の頃で、その頃北海道の高校サッカー界はほぼ室蘭大谷の天下だった。
中学2年の時、星野、野田、財前という3選手を中心とした室蘭大谷高校は、全国ベスト4に入った。対宇都宮学園戦の15−14の壮絶なPK戦、試合中継時間を延長しても終わらず、ニュースで勝敗を確認したのを覚えている。
財前が卒業後日産入りした事から日産の試合を見るようにもなった。その頃はまだJSL(日本サッカーリーグ)で、サッカーは今の状況からは考えられない程ほとんど注目を浴びてなかったのだが、時々NHKで試合を中継してくれていてそれを見たりなどもしていた。何故かサッカーでも読売が嫌いだったりした(笑)。

京谷はその3人がいた次の世代の選手だ。
自分の中ではベスト4の時が一番だったし、その頃から自分の興味はサッカーよりも野球に移っていっていたので(この辺についても色々語りたい部分もあるのだが)、当時も室蘭大谷の試合を見てはいたが特別京谷自身に思い入れはない。何か小生意気そうな顔をしていたというくらいしか覚えていなく、Jリーグもほとんど見ていなかったし、だから室蘭大谷在校時以外の京谷の事は知らなかった。
だったのだが、ある日何とはなしに目を通していた新聞に、かつてのサッカー選手が障害から立ち直り車椅子バスケにかけているというよくあるようなローカルの枠組み記事が載っていた。そしてそこにある名に驚いた。「これって室蘭大谷の…」普段ならふーん、で読み終わるところ、やはり見知った名前である事で衝撃は大きかった。
今までフィクションの世界の話だった事が、一気に現実として目の前に突きつけられた瞬間だった。

私が好きな漫画家井上雄彦が車椅子バスケの漫画を始めたのと、その記事を見たのと、どちらが先だったろうか。


この漫画を機会に彼の事を思い出しネットで色々調べてみたところ、私が知らなかっただけで、彼は色々なメディアに出たり講演会を開いたりなど、実に精力的に働いているようだ。だからあえてこんな日記を書くまでもなく、世間の人のほうが彼の事を知っているかもしれない。何せ全日本代表副キャプテンだし。
なもんでこの日記は単に私が「あ、京谷だ」と思い出したって事をメモっときたかったというだけのものです。すいません。

パラリンピックの車椅子バスケ男子予選1回戦対アメリカ戦は9月18日に行われるようです。


日本車椅子バスケットボール連盟HP
http://homepage2.nifty.com/jwbf/
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2004年08月10日

「NARUTO−ナルト−」岸本斉史(週刊少年ジャンプ37・38合併号「親しき友に…!」)

前にもダラダラ長く書いたけど、また書いちゃいます。今週号、すげぇなと思って。
今週のは台詞も何もほとんどないのに、何度も見返しちゃった。特に、千鳥と螺旋丸がぶつかりあう直前の後半部分。
ラストの6ページ、久々に漫画を「見て」ゾクッときたんだが、多分こない人にはこないんだろうな、どころか無駄にページ使ってんじゃねぇダルすぎ引き伸ばしとか思われてそうで。
思われてそうでっていうか実際そういう感想をネットで見かけたりしたもんで。
水があわ立ち、二人を中心に円を描いて立ち上がる様を水中から見ているコマは地味な絵面なのに、普通では味わえない感覚にやられたんだけど。

この漫画はコマの流れを頭で動画にして見る事が出来る人と出来ない人とで、評価が真っ二つに割れそうだ。
コマ間の時間の流れが現実に近い(=普通の漫画より遅い)ので、その間をつかめないと一瞬で読み終わってしまい、話自体は進まないから「内容が薄い」と感じてしまう。
自分はこの漫画は演出の意図を汲んで読むスピードに緩急をつけて初めて、そのやらんとしてる事を感じ取れる漫画だと思ってる。ただそれが漫画的なハッタリではなく割と理詰めの演出なので、気付かず流されたらそれで終わりになってしまうんだが。

普通の漫画でもスピードの変化はあるけど、それらは「強・弱」であるのに対し、この漫画のは「押し・引き」であるというか。訳わかんねーな。
ナルトはそれが顕著っていうか。
そうやって読めるか否かで感じ取れるものが違ってくるかと。

例えば今週号で言うなら、
32P真ん中で一瞬溜めて、右下のコマで解放。
33P左上のコマを流して下のコマのナルトに力点をおいてサスケへと引く。
しずむクナイでより時間を遅らせて、ラスト6Pは溜めに溜め爆発させずそれを維持させたまま翌週へ。
そうやって読むと、ものすんごい気持ちいいのですよ。
勿論これは私が勝手にこう読むといいと言ってるだけで、作者が望んでいた通りではないかもしれないけど、ただ漫然と棒読みするだけでは面白さは半減してしまっているんじゃないかと思う。

読む側に読み方を強要するのはどうなのかって言い分もあるかもしれないけど、小説なんかでもある程度の理解力は必要とさせるじゃない?それと一緒だと思うんだけど。それが文章か絵かの違いなだけで。
ただ漫画の場合は、説明できるものでもないし、わからない人はわからないで終わりがちなんじゃないか。
多分メイン読者層の小中学生には今回の演出は伝わってないかもしれないけど、もし自然にそれを受け入れさせ、また新たな感じ方を身に付けさせれたりするなら、それはとても理想的かなと思う。

今自分はほとんどジャンプ+単行本を買っているいくつかくらいしか漫画を知らないので、このレベルのものはごろごろある、視界が狭すぎと言われたらうなづかざるを得ないのですが、とりあえず少なくとも今のジャンプの中でこういう感覚を味わえるのはこの漫画だけ。
何つーかこれだけ他とは違う読み方をしている。

今回はあくまで演出面ですげーとかそういう話なので、漫画で映画やアニメ的な演出をする事の是非についてはまた別な話って事で。
でも少なくとも自分には凄いと思えたのだから、まるっきり否定するものでもないと思う。
ストーリー的な部分についても今回はおいておく。色々語りたい事もあるけどね。
話すすまない事に不満のある人も多いみたいだから、その辺もうちょっとだけ上手くなってくれればとは思う。この演出密度で、もう少しページ数多ければ言う事なしだが、今現在でもいっぱいいっぱみたいだしそれを望むのはちょっと酷な話かも。
つたない部分がいっぱいあるのは認めるよ。自分が今この漫画を好きだから、贔屓目が過ぎる部分もあるかもしれない。でもこういう面に関してだけは、何の試みも意思もないものよりはずっと面白いと、私は思っている。
posted by シノブ at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月16日

藤子・F・不二雄「SF(スコシ・フシギ)短編集」

コンビニで売ってる300円シリーズの漫画って、手が出やすいのもあって、つい買っちゃう。F氏のSF短編集は他にコロコロ文庫の全2巻と小学館文庫全4巻も持ってて、それでもう大半は網羅されててるんだけど、それでも持ってない1つか2つの為に買っちゃうんだよなぁ。
ちなみにコンビニ漫画、F氏のはエスパー魔美もT・Pぼんも21えもんも買ってる。他のではつげ義春とかじゃりん子チエとかその辺。暇つぶしに買うに丁度いいんだよな、出版側の思うツボですが。

この人の短編の魅力は、誰もがフッと思うこと、それこそドラえもんの歌ばりに「できたらいいな」をそこで終わらせず形にしちゃってるところだと思う。例えば夢を写せるカメラがあったら。例えば人生をもう一度やり直せたら。もしも完全無欠の力を手に入れたなら。
「自分はのび太みたいな小学生だった」という本人の言葉もあるように、彼の漫画に出てくる主人公はどれも彼自身なんだろう。
ぐうたらな青年も、地位も名誉も得ながら何か物足りなさを感じている中年男性も、居場所がないと感じる老人も、全て藤子氏の分身なのだろう。だから、SFとしてだけでなく、感じ入るものがあるんだろうと思う。

絵柄や雰囲気やら違えばもっと壮大な物語になりそうなものもある。「みどりの守り神」なんて「ドラゴンヘッドだ」思ってしまったもん(逆だし、勿論漫画として違うけどね)。「ノスタル爺」「山寺グラフティ」なんか映画みたいだし。
実際「宇宙人レポートサンプルAとB」のように違う人が書いてるのもあったりして、この人はほんとアイデアの人なんだなと思う一方、「気楽に殺ろうよ」なんかは逆にこの絵だからこそ殺伐としなくてすむってのもある。

好きな作品はほんと言ってったらキリないけどその中からいくつか。
「劇画・オバQ」
発表当時(今も?)賛否両論あった作品らしいが、私は好き。
確かに皆が大人になって色んなものを失っていくのは寂しいことだ。でもその代わりに得たものもあるはずだ。
正ちゃんには守るべき家庭が出来ていて、そして子供が生まれる事により新たにがんばろうとしている。きちんと未来に向かっていて、それは悪い事ではないと思うのですよ。
寂しいけどね。
「ミノタウルスの皿」
世の中の事っていうのは、何が正しくて何が間違ってるとかなくて、あくまで見方次第でどうとでも変わる。自分が当たり前だと思っていることは本当に当たり前なのか?人間が牛を食うのはよくて牛が人間を食うのはダメなのか?このテーマはF氏の作品にはよく出てくる。
「あのバカは荒野をめざす」
タイトルがカッコよくて好きだ。若い頃には見えなかったものを後になって後悔したとしても、その時にはその時にしか出来なかった事があるのだ。
「タイムカメラ」
彼女の濡れ衣を晴らす為、二人でモーテルに入るときの彼氏の「初めてじゃあるまいし」てとこが、何気に大人向けで好き(笑)。
「宇宙船製造法」
仕切屋の彼も本当は地球が恋しくて仕方なかった。しかし自分の置かれた立場を考え、あえて憎まれ役になる事も辞さなかった。本当の意味でカッコいい奴ってこういう奴の事だと思う。
「超兵器ガ壱號」
「お国のため」という感覚は、体験していない人間が書いてもしらじらしくなるだけだが、実際その時代を生きてきた人間自ら語ると自嘲と誇りとないまぜで、だからこそいい物が書けるんだろうと思う。戦争に関する物語は、今後は書ける人がどんどん減っていくのみ。今までに書かれた物を大切に残していくしかない。

他にも「権敷無妾付き」とか「どことなくなんとなく」とか「老雄大いに語る」とか、…まだまだたくさんある。
人間の根源に迫っていたり、皮肉が利いていたり、人類の危機を訴えていたり、それでありながら仰々しくなく、SFが好きでないという人でも取っ掛かりやすいと思う。
本当はもっとサイエンス・フィクション的な観点からも語れる事がたくさんあるんだろうけど、私はそっち方面詳しくないし、身の周り数mで大きな話を語るような部分が好きなので、こんな感想で勘弁してやって下さい。
もしF氏の作品を「子供向け」という理由で読んでない人がいたら、ちょっと手にとってみると驚くかもしれないですよ。
posted by シノブ at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月10日

岸本斉史「NARUTO」

今更感が激しく漂うのは承知の上、ここ1ヶ月で急速にはまり、そんで色んな複雑な感情を抱くまでになってしまったので、もう今回も暴走全開でいくぞおらー、てなテンションで書きたいと思います。今日も無駄に長いぜ。
はまり始めの熱病って事を踏まえてみて頂けると有り難い。しかし我ながら典型的な水瓶座やなぁ(「熱しやすく冷めやすい」らしい。占いとか信じないが、この前半部分は当たってると思う)。
だってほぼ1週間でコミックス全22巻集めちゃったし、その間はTVもろくに見てないしネットもこれ(とジャンプ)関係しか見てなかった。
そろそろ我が息子に週刊漫画雑誌を読む楽しみを与えようかと思い、実に十年ぶりくらいの勢いで買い始めたジャンプ(何故ジャンプかというと、自分がジャンプで育ってきたから)。
知ってる漫画がもうほとんどない中、まず引っかかったのがこの漫画だったのだ。絵柄がジャンプっぽくなかったせいなのか何なのか、とにかく一見で惹きつけられるものがあった。
リーが助っ人として登場して酔拳を披露する回だったんだけど(今手元にその時のジャンプがないのでうろ覚え)、駆ける二人の足元、上から見た視点へのパン、風にざわつく草原、この一連の流れが、漫画なんだけど映像を見ているような感覚で、とても気持ち良かったのですよ。
何をしているのかわからないコマがあったり、大体が誰が何やら知らない訳で、しかも次の週に至ってはただでさえ状況も何もわからないのに3箇所同時進行。普通なら流し見て終わりなところ、アニメを見ている子供にキャラの名前やら聞いたりしてまで見ようとしたのは、自分的に何か感じるものがあったんだろう。
ちょっと気になるな、くらいのノリでコミックスを買ってみたところ、悉くいいところで次の巻へと引きやがってて、気付けばずるずると全巻買い揃えていた。

通して読んでみて、いわゆる漫画読みの人などには薦められる類のものではないとは思ったが、自分の中ではかなり好きと言い切れる代物だった。
キャラクター達がちゃんと「そこに立っている」と感じられる、それがとても大きかった。絵の表現的にも、存在的にも。ストーリーのみ追うものでキャラは駒に過ぎないものよりかは、登場人物たちが生きているものの方が好きなんよね、好みとして。
最初の方こそ口癖での個性の付け方がまんま過ぎてアレだったけど、個性の立たせ方はいいと思うんだよね。ただの一試験官ですらキャラが立ってるもの。子供がメインの漫画だけど、大人も皆いい味出してる。
サスケのナルトに対する、ナルトのサクラに対する思いの変化、キャラ間同士の繋がり、そういう微妙な感情表現があるのも好き(これは非常に女的な見方かもしんないけどね、でもそういうのはないよりあった方がキャラに深みを感じられる)。

ただ、諸手を挙げて誉めたり出来ない部分も多々あって。以下、「NARUTO」に対する不満点。
・ 説明が多い。
やらされてるのか、それとも本人がこれでいいと思ってるのか、前者なら編集にそれは岸本の力量を削ってるって事を言ってやりたいし、後者なら誰か気付かせてあげて。
・ 台詞で「誰々より強い」て言っちゃあかんて。
そのせいで強さ関係が余計こんがらがる。(強さ関係が破綻してる部分は自分的には目をつぶれる範囲)
・ 過去話(主に不幸話)の入れ方がちょっとストレート過ぎて、「ああ、またか」て気分になってしまう。
後は自分的には不満ではないが、世間一般から見たら問題であるであろう点。
話がすすまねぇ、オチですかされる、何やってるかわからない戦闘シーン、展開やキャラの強弱が作者の都合による、台詞回し等が時々イタい、口癖がウザい、4巻以前と以後が全く別物、全部描こうとするから焦点がぼやけてダラダラ長くなる、…こうやって書いてると自分は一体この人の何を買っているのだろうって気になるな…。…心意気?ってそんな形のないものを。でも実のところ、それが一番かもしれない。

コミックス20巻表紙裏にて、「最近マンガ表現の限界を感じる」との作者コメント、これだけ聞くとどんだけ偉そうやねんってとこだけど、でも「試行錯誤してる」人だからこその悩みだとも思うんよ。
何も考えずバストアップの連続→両者向かい合って真ん中に火花がドーン、みたいな戦闘書いてる人より何億倍も良いんではないかな。
「わかりづらい」「無駄ゴマが多くてたるい」との声も多いが、私は逆にそういうところが好きなんよね。ていうかそこから入ったし。確かにぱっと見ではわからないとこもあるけど、一度通して見てコマ間の流れを把握した後、再び脳内で動画に変換しながら読むと、これがもう凄い気持ち良くて。
「アニメの絵コンテのよう」て評は彼に関しては決して誉め言葉ではなく、漫画なんだから漫画なりの表現をすべきってのも正しい。でも私は岸本にはこの方向で進化していって欲しい。実際見て楽しいもの。どうせなら究めてってもらいたい。

絵に比べるとどうしても話作りの面は多少物足りなく、そこが勿体無いと言えば勿体無い。正直、読んでる側をあっと驚かせるようなそんなストーリーテラーではないとは思う。好きだけど、そこを望む人ではないのは分かってる。ただ、絵だけのマンガ、って、自分が大学時代、毛嫌いしてた奴ら(コミックスおまけページの生い立ちストーリー参照)そのものじゃんか。あんだけ言ってたんだから、自分がそうなるのだけは避けてよ。
原作つけるって手もあるかもしんないけど、個人的に原作付きってそんな好きではないんだよね。書かんとしてるものはちゃんとある人だと思うし(青臭すぎたりありがちなものだったとしても)。
ただブレーン的なものは必要かも。本人が気付かない、もしくは自己内でのみ完結してしまっているような部分をきちんと指摘してあげられる人。本来ならそれは担当の人がやるべき事なんだけど、現実あまりその仕事を出来ているとは思えないからなぁ。
割と影響を受けやすい人っぽいので、映画でも本でも、絵を重点的に見がちなんだろうだろうけど、台詞回しとかストーリーとかそっちの方で何かに感化されてくれないかなぁ。
ちなみに「生い立ちストーリー」、ただ文垂れ流しの「!」使いまくりの非常に頭の悪そうな(失礼)文章なのですが、ホップ・ステップ賞受賞時の話だけは、その時の興奮が伝わってきて、ちょっと良かったりします。
またその中に、彼が影響を受けたものも色々と出てくるのだけど、それらが「NARUTO」の中にもうそのまんまだろってくらい如実に出てて、それを苦笑いするか微笑ましく思うか、人によって分かれるところかもしれない(私は苦笑いしつつ微笑ましく思う派)。

今ジャンプ編集部に対して思うのは、とにかくNARUTOは無駄に引っ張んないでくれ、その一言。ワンピがある限りbPの座につく事はないだろうから余計な心配かもしらんけど。
これ以上伏線は出さないで、後は今あるものを解決していって、そんできれいに終わって欲しい。(てか今あるものやるだけでも十分長くなってしまいそうだが。全部描いちゃう人だからなぁ)そして、次もっと、磨かれたものを見せて欲しい。

もう22巻も続いている連載ゆえ、当初から見ている人方の中にはとうに熱の冷めた人もいるかもしれない、自分も今は知り始めでテンション高いけど、単行本も買い揃えてしまい後はジャンプで追ってくのみの状況になって、その内飽きたり呆れたりする時が来るかもしれないし、来ないかもしれない。
ただ、作者自身に何かを見出せている内は、まだしばらく何のかんのいいながらも見続けると思う。

岸本好きだ。彼のやらんとしている事、言おうとしてる事が好きだ。見せ方が好きだ、絵が好きだ、だからこその不満もいっぱいある、でも好きだ。
頑張って欲しい。頑張ってくれ。
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2001年09月15日

「百人物語」1巻 業田良家

「自虐の詩」の評価を知らなければ、業田良家の事は「雑誌の巻末に普通のオッサン4コマかいてる漫画家」てイメージだけで、この本も手に取ることはなかったと思う。「自虐の詩」については最後の方で簡単に説明しますんでそちらで。
酔いどれ詩人・清水濁(ダーク)と、実家のコンビニ手伝いながら音楽での成功を夢見る堺純太(ピュア)。二人でダーク&ピュア、路上で歌ったり酒飲んだり。これ、ぱっと見だと一見逆だけど、それだと「ピュア絶対盲信」みたいになって気持ち悪いかも。そうじゃないからいいのかと。そんな夢見れちゃうって事である意味純太の方が、純だし。
で、その周りには実にいろんな人達が集まってくる。「百人物語」てくらいだから、色々な「そうとしか生きられない人達」がたくさん出てくんのかね。どこがどうとは説明できないけど、私は蛇川一郎(ブランコマン)が好きだ。何か似たもんを感じるのか。捨て切れない感じとか。同じとは言わないけど。
「ボクには才能がない。だから真実を歌うんだ」て、ダークは歌う。ちょっと意味合い変わってきちゃうけど、私がこの日記で一つだけ気をつけている事は、「自分にとっての真実を、自分の言葉で書く」。私がぼんやり思ってるような事なんて、どっかで誰かが上手い言い回しで既にきっちり形にしていることだろう。それに比べたら、私の書いているものはあまりに幼稚で見当外れで、でもだからって誰かの言葉を借りたら、「最初に私が感じたもの」は掻き消されて見えなくなってしまう。ボキャブラリー少なくていっつもワンパターンの展開しかできなくて、己の頭の悪さに腹立ちながらもこんな駄文を書き続けているのは、「自分で感じられるものをなくしたくないからだと思う。…しっかし自分自分うるせぇな、ワシ(笑)。
最初はそういいとも思わなかったダークの詩が、読み進めてくうちに何故か「いいなぁ」て思えてくる。


実は私ちゃんと通して読んだ事ないんで、「別冊宝島日本一のマンガを探せ!」より、斎藤宣彦氏の解説文を抜粋。
『最初は幸江とイサオの同棲生活を描いた可笑しみ漂う4コママンガだった。登場人物が増え、有機的に結びつき、幸江の回想が多くを占めるに従って物語はうねり始め、終わり50ページで怒涛の展開。幸江(と作者と読者)は「人生の意味」を知るに至る。』
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2001年05月03日

「リアル」井上雄彦

とあるコミック評誌で以前、井上雄彦に対し「魅力的なキャラを描けるだけでは」という批判があった(その評自体は最終的に「でもやっぱすげぇ、バガボンド」という結論になるのだが)。
ほとんど盲目的にこの漫画家が好きな私も、正直「バガボンド」のある時期、その評に少し同感するところはあった。物語の重層性を期待する人ではないな、と。
確かに武蔵、おつう、又八それぞれで話は進んでいるのだが、それらは絡み合う訳ではなくあくまで平行的で。
まぁそれはそれだと思っていたんだが、今回この「リアル」を読んで、「それのどこがいけないの?」と開き直るにまで至りました(笑)。
つうかもうこんだけ性格付けが自然に出来る人はそういないぜ?「この漫画(=物語)が存在してなくてもどっかで生きてそうな」登場人物達。それによってストーリーに深み、奥行きが出てくるのがこの人の漫画なんだなぁとつくづく思ったりしたのです。
「ハンデ」「差別」という単語を通常使われるのとは逆の意味で使うのを、変に「障害に対する常識をひっくり返そう」なんて気負いもなくごくフツーにさらっとやっている。それもこの人お得意の「おちょーしもんキャラ」だからなせる技だよね。「マシン」て言い方も、いいよなぁ。
多分この漫画家の永遠の命題であろう「バスケがしてぇ」がメインテーマなので、障害問題云々の漫画として読むのは違うかも。あくまで「車イスバスケのカッコ良さ」を描いていくんでしょう。それによって問題提起になるんならそれでいいんじゃない?「どんぐりの家」みたいなのも勿論あるべきだと思うけど、こういう方向からのアプローチもアリ、というか実はこういうものこそ、という気もする。まぁ
そんなん関係なしに面白いんだけどね。
あとはまぁ、出来ればスラダン末期のような「強い奴のインフレ」状態にならん事を、ちょっとだけ、祈ってます(笑)。
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2001年03月06日

「誕生!」大島弓子

私は漫画好きなくせに少女〜女性漫画はほぼ壊滅状態で、大島弓子は触れた事もありませんでした。今回古本屋の無料処分で初めて読む機会を得た次第なのです。
これはかなり初期作品らしく、多分いわゆる「大島弓子」ものとはちょっと違うのかもしれませんが、…しかしスゴイわ。
妊娠してしまった女子高生、不治の病の女の子、性転換してしまった男の話の3作収録。題材自体も当時は衝撃的だったかもしれないが、それそのものより。「答えなんか出ない」ものを目の前にいきなり突き付けられて、そこから逃げる事も許されず、考えても考えてもわかんなくて半狂乱になりながらも行く道を必死にさがす登場人物達。…すげぇな。テンションも半端じゃねぇ。
こんなもん多感な時期に読んじゃったら、そりゃトラウマ的衝撃も受けますわな。
…他の作品も読んでみたい。
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2001年03月02日

「バガボンド」井上雄彦

単行本を揃えているので出来るだけ連載は読まないようにしているのだが、つい立
ち読みしてしまう。でもこれは一気読みタイプだよね。
この人の好きなとこ、細かいとこでいっぱいあるのだが、その中の一つが先々週あ
りまして。過ぎた話で申し訳ないですが。おつうが泣くシーン、彼女、鼻水垂らし
てんのよ。普通さぁ、主人公と対になるヒロインに鼻水垂らさすかぁ?いや、新井
英樹とかならわかるけどさ(笑)、仮にもこの人、絵、キレイなのにさ。
「スラムダンク」でも晴子、鼻水垂らしまくっててさ。まぁそんな汚くはかいてな
いけども、でもあれにはビックリした。何つうの、ヒロインが全然完璧じゃない事
が。晴子なんかさぁ、運痴だし全てにおいてニブいしさぁ。
そんで、これは晴子のエピソードで一番好きなとこなのだけど、花道に対して少し
嫉妬も感じているという事実。そういう人としての「足りなさ」が、キャラをぐっ
と立体的かつ魅力的にしてるように思うのよ。
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2001年02月19日

「ヒミズ」古谷実

実は私は「稲中」、全く読んでない。知った時には既にえらい事になってて入れんかったってのと、「王道ギャグ漫画は別にいいやぁ」て思ってたのとで。
それが、ある日立ち読みした「グリーンヒル」が、もう、「私」そのまんまで。で、その後古本屋で二巻まで立ち読みした「僕といっしょ」で、決定的に。古谷実は私にとっては「青春漫画」。
自分が中高生だった頃、抱えてたどうともしがたい「何か」。それが訳わからん方向に暴走する様が、「それ」を知ってる人間にしかわからんリアルさで描かれてて。で、私なんかは未だに「それ」を捨て切れておらず。考えたところでしょーもないもの、結論なんか出ないもの。年は関係なく、私は一生こうなんだろうな、てのがそのまんま漫画になってる。思い入れるなって方が無理。
「それ」とか何とかさっぱり意味わからんかもしれんが、多分同じもの持ってる人は読んだら「まんまだ」て微苦笑する事と思う。
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